「人生も一時的」墓泥棒と失われた女神 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
人生も一時的
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自分の知見が狭いせいか、よく分からなかった。
吟遊詩人の歌とダイジェストを被せる演出は上手い。
しかし、それ以前にも結構な尺でダイジェストが入っており、序盤は本当にダイジェスト祭り。
それでいてやってることは、盗掘して、騒いで、警察に疑われたり追われたりの繰り返しばかり。
合間にフローラ邸を訪れたりイタリアと親交を深めたりするが、正直退屈です。
スパルタコと揉めた際に、イタリアの言葉に感化されたアーサーが仲間を裏切る流れは分かる。
でも、「盗掘してたなんて、最低」で別れたきりだったイタリアが、帰ってきたアーサーを普通に受け入れたのは何故?
それなのにまた別のチームの盗掘に加わる理由は?
登場人物の気持ちがまったく理解できません。
主人公は恋人だったベニアミーナが忘れられないとのことだが、夢に見るだけでそれがあまり伝わらない。
むしろあっさりイタリアに惹かれてるように見えた。
ベニアミーナが既に亡くなっているような台詞もあるが、アーサーがどう捉えてるのかも不明。
盗掘仲間もフローラの娘たちも、画面がうるさいだけであんなに人数がいる必要性を感じません。
モブを増やさずメインをちゃんと描いてほしい。
画面演出で面白いところがいくつかあったのに、その使い方がややしつこかったのも残念。
終盤のアーサーとイタリアの手話に字幕つけないのも不親切。(サスガに覚えてませんよ…)
最後は死によってベニアミーナと再会した?
そうだとしても全体のストーリーとの繋がりがみえず、やっぱり自分には難しかったです。
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