「古代エトルリア」墓泥棒と失われた女神 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
古代エトルリア
『知力ではギリシア人に劣り、体力ではケルトやゲルマン人に劣り、技術力ではエトルリア人に劣り、経済力ではカルタゴ人に劣るローマ人だけが、なぜ巨大な世界帝国を繁栄させることができたのか?』
エトルリア人と言われても、この紹介文のように、古代ローマの偉大さを語る文脈の中でしか聞いたことがありませんでした。
イタリア本国ではこの古代の国と民族についての専門家、或いは古代エトルリア推しのファンも相応にいるのかもしれませんね。
エトルリア人の文字はまだ完全には解読されていないらしいが、紀元前9世紀には鉄製の工具なども作っていたし、当時の超先進国ギリシャとも対等の通商関係にあった。土木などのインフラ技術もローマはエトルリアからの学びが大きかったようです。
そんな古代エトルリア人の魂に触れることのできる〝ギフテッド〟を持つ男の物語。
亡くなった恋人は古代エトルリアの女神の生まれ変わり?
アーサーは、2800年を経てやっと現れた赤い糸で結ばれた男?
何かの教訓を得るような寓話でもないし、ファンタジーというほどの異世界でもないし、私にはこの映画とどこかで繋がることができるような教養も経験も無いということかもしれません。
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