「トルコにこんな場所があったとは」二つの季節しかない村 Yumさんの映画レビュー(感想・評価)
トルコにこんな場所があったとは
冬が長く閉鎖的なトルコの村で日々退屈に暮らす美術教師を中心としたストーリー。
人としての器はお猪口以下であろう主人公のサメットはヌワイが指摘したように屁理屈と文句ばかりで常に他の何かのせいにしてる。イスタンブールに行ったとしてもきっと同じなんだろうなと思う。
それぞれのシーンが長尺で特にサメットとヌワイの会話のやり取りはとても文学的というか、印象に残りました。最初にサメットとヌワイが「合う」って言ったの誰だ?笑
それでも彼の言い分が共感とまでは行かなくても分からないわけでもなく、あそこまで迷わず自分の意見言えるならむしろあっぱれだとも感じました。
3時間に及びますが大自然は美しく、人間の粗が浮き彫りになって、学ぶことが多いと感じた作品です。
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talismanさんのコメント
2024年10月12日
サメットみたいな奴とは友達どころか話したくもない。でも同室のルームメイトでもあり同僚でもある彼は優しくえらいね!と思いました。だからサメットではなくて、彼のポートレートをヌワイは撮りたいと直感でわかったんだと思います