「思ってたんと違かった。」落下の解剖学 フクメンさんの映画レビュー(感想・評価)
思ってたんと違かった。
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なかなかインパクトあるイメージ画像(横たわる夫と傍らに佇む母子)に惹かれて、事前情報を入れずに見てみました。もっと何か激しい展開があって、事件の真相を解明して『そうだったのか!』ってなるのかと思ったらさにあらず…。
とりあえず妻が手を下したのではないという審判こそ下ったものの、夫がどうしてああなったかは明言されず、非常にスッキリしない結末。結局事故か自殺の転落ということなのだろうけど…。
法廷でのシーンを中心に、『何がどうなるんだ?』という緊迫感ある展開はするのだが、一番インパクトあるのが終盤での過去回想の夫婦喧嘩シーンという。
冒頭部分で一瞬感じた嫌な予感がある意味あたってしまったと言うか、つまらないとは言わないが、劇的な展開がなく終わって、母子(及び関係者)的には良かったねというお話。無論無罪とされただけであり、それで主人公が何かを勝ち取ったかといえばそんなこともなく、ある意味では2時間半かけて何の成果も得られませんでした、なんですよね。強いて言うなら『夫の居ない、母子だけの静かな生活』が手に入ったのですかね。
序盤に結構な睡魔に襲われたということは、正直そこら辺は特に退屈に感じてたんでしょうね。とりあえず、ある意味頭抜けた演技を見せていたのは飼い犬君でしたかね。
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