「妻と息子そして犬」落下の解剖学 norinoriさんの映画レビュー(感想・評価)
妻と息子そして犬
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自殺ならなぜ遺書を残さなかったのか。
妻の犯行ならなぜ凶器を探さないのか。
大きな疑問符が残る。
法廷劇にしては設定が緩いし、どんでん返しを期待すれば裏切られる。
それでも最後まで目を離せないしラストもそれなりに納得させられる。
それは理性と人間味にあふれた妻ザンドラや悲しみを乗り越え成長する息子ダニエルのみごとな人物造形に依るが、傍で家族を見守る犬の存在も大きい。
クレジットに犬の名前があった気もするのだが、たしかに重要な登場人物のひとりだった。
脚本、役者、演出どれもよい。
言うまでもないがあの夫、いくら時間があっても小説なんか書けないね。
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トミーさんのコメント
2024年4月1日
ユーチューブによくこういう旦那の話出てきますね、妻の方が稼いでいて、アタシ位努力してみなさいよ!と糾弾される。大体離婚されるんですが、今作の息子は生きていたらお父さんについて行く方が良さそうです。