クラブゼロのレビュー・感想・評価
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視覚で見せる皮肉
※注意※
吐きだした嘔吐物を食べるシーンがあります。
苦手な方はお気をつけください。
没入感あるストーリーとサウンド。
期待以上の作品でした…!
終始不穏が漂う謎のクラブ…。
ノヴァク先生はハーメルンの笛吹き男のような存在。
無垢で繊細な生徒たちが洗脳されていく様子に
リアリティがありました。
親にも問題ありで、子供に理想ばかり追い求め
孤独を与えている。
何を意識し、信じるかで現実が変わっていく。
静寂な恐ろしさがそこにはありました。
まさに心理スリラー。
登場人物たちの衣装、美術、メイク、カメラワークなどの視覚的な表現が素晴らしかったです。
エンドロールでの『最後の晩餐』の構図に
目が離せませんでした。
人間の存在こそが一番地球に優しくないって事なのでしょうか。
舞台ははっきりと明かしていないが、ヨーロッパのどこかの国の裕福な家庭の子女が通う芸術系?の私立高校。
製作国がイギリス、オーストラリア、カタール、デンマーク、ドイツ、フランスなので、それらのどこかなのでしょうか。
不健康や資本主義などを諸悪の根源とし、抵抗するには「食べない事」とする極端な思想を盲信する教師が生徒を洗脳していくという笑えないブラックコメディ(多分)
本人は強い信念を持って動いているので、悪意が見えないところが気持ち悪い。
残念なのは生徒達が痩せ細って行くようには見えなかったこと。(教師本人も)
親が心配している割には登場時と比べほとんど見た目が変わってないので説得力が全くない。
役者に負荷をかけさせたくないためメイクや大きめの服で痩せているように見せたそうだが、正直言ってそここそがこの映画のキモだと思うので、致命的なミスのように感じた。
コの字型のテーブルに親たちが茫然自失状態でじっと座っている映像をただ垂れ流しているだけのエンドロールが一番笑えた。
主演のミア・ワシコウスカは主義に沿うよう終始ノーメイクで頑張っていたが、白人にしては綺麗なお肌だったように思う。
鑑賞中に飲食厳禁
幕開けは、学校に一人の女性教師がやって来て、5人の子ども達に食べ物への向き合い方を教えるというグループセッションのような授業から始まる。
最初は、ドキュメンタリー調?と思わせる雰囲気。
素直に聞き入れる学生、
懐疑的でただ居るだけの学生、
試すもののすぐに挫折する学生…
登場する学生は、皆どちらかというと痩せているタイプなのに、「意識的な食事」と言う題目で、小食を追求し、絶食にまで突き進んでいく。
…確かに小食は食糧を増産する必要はないから地球に優しいし、食べ過ぎなければ健康に良いし、食べなければ食品が高騰していても何の問題もない。
言っていることは至極マトモなんだけど、なぜか感じる強烈な違和感。
学生が食に関して徹底的に拒否し親に反抗する姿は、カルト教団の洗脳を見ているようだった。
そして、登場する親たちと同じ気持ちで、学生たちがやせ細りクマが出た青白い顔になっていく様子に、どんな展開が用意されているのだろうと最後まで目が離せない。
ポテトの一本を切り分けで一㎝程度食べて、「もう満腹」なんて、普段食べ過ぎを自認している身には、正直うらやましくもあるけれど…
ノヴァク先生、ハーメルンの笛吹きでした。
期待通りの興味深い内容でしたが─
結構惹かれたし、油断すると感化されそうになってしまいそうで、よりピュアなマインドを持った者が持って行かれてしまう気持ちも納得できました。
悪くはなかったんですが、静的な画面には忍耐が必要だったし、ちょっとした描写には正直、画面から目を背けました。誘惑しているのか拒絶させようとしているのか道を示そうとしているのか全てを否定しているのか・・・よくわかりません。まぁ勝手に解釈すればいいんでしょうけど─
個人的には結局のところ全体的に気持ち悪い作品だったぁという印象で、その気持ち悪さもまたこの作品の特徴といいますか強みだった気がします。なのでそれをいかに咀嚼できるか否かだとは思うんですけど、自分には結構厳しいものがありました。内容とか発想は好きなんですけどねー
人間、野菜じゃねえんだよ。
色んな健康法はあるけどねぇ。。
すごく面白かった!
レトロでポップな可愛い世界観に反して始終漂う不気味さ。
先生はハーメルンの笛吹き男なのか、果たして。
素直で賢い生徒たちの目指した場所は、親と子のどちら側から見るかによって幸か不幸かが変わるのかもしれない。
色んな価値観とその尊重を再度考えさせられたな。
どの子のお部屋もすごく可愛くて眼福。
お洋服も可愛かったし、世界観を見るだけでも楽しかった。
食べない健康法は現実にもあると思うけど、成長期はどうなんだろう。
何でもそうだけど、極端なのはねぇ。。
意識の高い頑張れる子どもたちは、洗脳しやすいのかなあとちょっと思った。
素直な子ほど、習い事は伸びると習い事の先生から聞いたことがあるんだけど、まさにこれだよな。
くだらない内容は... ナイヨウ
Ce film comporte des scénes de manipulation mentale et
de trouboes alimentaires associés. ll pourrait heurter les
personnes sensibles.
ってなテロップを見せられたからついでに
Intestinal Helminths Boost Fat Burning: Japanese Investigators
Show How(American Society for Microbiology 2019.4.8 の記事より)
なんてね?
ハウスナー監督のセットアップによる色調や色彩と衣装の使い方やコントラストに一見平凡に見えて学生たちの個性を活かしたキャスティングは、印象的で見た目は素晴らしい。しかし、その奇抜さが反ってスクリプトが平凡でどこにでもありそうな、そして薄っぺらな代物へと強調され、あたしなんかの心の一部は、この作品があたしのレビュータイトルよりもくだらなくなり、退屈をやり過ごすのに苦労をしちゃいました。
怖い
ハーメルンの笛吹き男
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