劇場公開日 2024年12月6日

「日本ではかなり理解がしにくい作品。何度か見に行くかスキップか二択か」クラブゼロ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5日本ではかなり理解がしにくい作品。何度か見に行くかスキップか二択か

2024年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年429本目(合計1,520本目/今月(2024年12月度)8本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 ※ お手洗いのため視聴が10分ほど抜けている部分があります。

 いわゆる「食事療法」というか「食事による(度を超えた、有害な)健康法」と「カルト宗教」を論点にした作品です。

 それぞれは日本にもある話でそれぞれ省庁などから(たとえば前者は厚労省)注意喚起されているところですが、後者に関しては固有名詞を出すことはあえて避けますが、日本において「度を越えたカルト宗教勧誘問題」として問題視される団体は2~3団体にすぎず、かつそれらと「度を越えた健康法」とは一般的に結びつきがないので、日本ではなじみのない話題で、話としてついていくのがちょっと難しいかなといったところです(日本であえて固有名詞を出さずにいうとすれば、例えば極端な菜食主義等を宗旨とする宗教等が該当しうるか。ただ、極端な菜食主義(極端なベジタリアン)とて「度が過ぎる」と批判はされえますが、ベジタリアンの考え方自体は日本では極端に否定されることは少ない。常識的範囲であれば健康的にも良いことは一般的に言えるため)。

 こうした事情があるので、個々の問題提起は理解できてもそれが「結合」されたときに日本ではおよそ問題視されることがない論点なので、何を言いたいかわからず(極端な健康法の実践の問題提起か、カルト宗教の勧誘問題提起か、あるいはその混合か)、そこで理解がある程度詰まるかな、換言すればパンフレット購入がほぼ必須という点になるのですが、先週からの引っ張り作品や今週の本命であろう「ドクターX」などグッズ売り場も混み混みなのが厳しいといったところです。

 日本にはおよそ想定ができないしこのような展開となる実際の実例もおよそ見ないので、「そういう国もあるのね」という「海を越えたある国での」(国名って明示されていましたっけ?この映画、かなりの国の合作扱い)問題提起の映画であり、「海外にはそういう論点がある」という趣旨の、学習映画に近い部分もあろうかなという部分がままあります。

 そうした事情があるので、何度か見に行かないと理解できない部分はあるし、一方で先週のひっぱり、今週(モアナなりドクターXなど)の競合枠が結構激しいので、この作品はどうだろう…。問題提起型の映画が好きな方は何度かいかれるかもしれませんね(「行くかもしれない」と書きつつも、モアナの枠が多すぎてヘンテコな時間にしか置いていないので、2回目以降と思うと時間調整しないと行けない)。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/日本では文化が異なり理解が容易ではない)

 「度を越えた食事健康法」と「カルト宗教問題」はそれぞれどちらも単独で切り離せば一般的な社会人は理解できる論点ですが、それを混ぜたとき、日本ではそのようなことが語られることが少なく、また日本ではその結びつきがほぼ見られないので、何をどう言いたいのだろう(2つ混ぜた以上、その2つ両方混ぜた実態を問題提起したいのだと思うが、日本ではなじみがないので想像するしかない部分がある)という疑問点はどうしても出るでしょう。
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yukispica