「火種」静かなるドン 後編 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
火種
昼間はサラリーマンの総長率いる関東最大よヤクザ新鮮組を描いた全4章からなる作品の後編で、前章で組長が死んだ鬼州組の跡目争いに新鮮組が巻き込まれる話。
仁義を履き違えた上に嵌められた沢木と嵌めた汚田、そして組長として祀り上げられた坂本の嫁龍子をみせる第三章は、なかなかドロドロとして面白かったけど、その成れの果てをみせた第4章は、何だか沢木が学習してなくて小さ過ぎる。
更にはラストの展開はヤンキー映画じゃないんだからそのバトルは塩っぱいし、それで終わりって、何も片付いていないじゃないか!内容は悪くないけれど、ちゃんと型付けましょうよ…。
本格的なヤクザ映画ではないとはいえ、あまりにも尻すぼみで残念だった。
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