「「approved」」アステロイド・シティ いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
「approved」
洋服で喩えるならば"デザイナーズブランド"といっていいのではと思う程のルックを全面に押し出すウェス・アンダーソン監督作品
ストーリーテリングさえも綺麗にパッケージングされているようなイメージしてしまう 計算され尽くした色彩設計やカメラワーク、スプリット等の映像処理、画角と撮影距離の絶妙さ、小説や詩のような台詞と、早口の回しに依る抑揚の制御、まるでテーマパークのような(実際の設定だがw)、セットや大小様々な道具達 結局回収されない建設途中のハイウェイや、意味げのあるロードランナー(ユニバーサル配給だから本来ならばウッドペッカーでは?w) 未だ未だこんな数ではない小ネタが仕込んであるんだろうと思うのだが、所謂"意識高い系"が喜ぶ出来映えではないだろうか
自分は努力もしてないので高みに登る事を放棄しているが、金さえ払えばこういう内容も鑑賞出来る『映画』というエンタメはとても楽で有り難い^^ 制作陣の努力の上にあぐらをかいて、澄ました顔で、スクリューボールドラマとしてのギャグやユーモア、そして無邪気で愉快な子役の演技を観れるのだからね・・・
なので、今作品を或る意味、"美術館"で絵画鑑賞するというアプローチで意識した人が愉しむことを享受できるのではないだろうかと思う
宇宙人飛来後の現場関係者への検査や尋問等シーンでの各仕切りの上に内容の札が立て掛けてある小ネタ等、こだわり抜かれたセンスを、ベタと捉えるかどうかは各観客の"自己暗示"具合に係っているだろう(苦笑
おはようございます!
こちらこそいつもありがとうございます。
なるほど!マリリン・モンローがモデルになってたんですね。
この監督さんの作品、作風を分かってる分かってないで評価、印象が違うみたいですね~
またよろしくお願いします!