「【ウェス・アンダーソン監督の作り込まれたシンメトリックな独特の世界観は健在。但し、ストーリー展開が奇想天外でやや散漫に感じてしまった作品。ウェス・アンダーソン監督の制作意図は何だったのであろう・・。】」アステロイド・シティ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ウェス・アンダーソン監督の作り込まれたシンメトリックな独特の世界観は健在。但し、ストーリー展開が奇想天外でやや散漫に感じてしまった作品。ウェス・アンダーソン監督の制作意図は何だったのであろう・・。】
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ー 実は今作は今週公開作品の中でも期待していた作品の一つである。冒頭からこの物語を作る側のTV司会者と作家コンラッド・アープ(エドワード・ノートン)がモノトーンで登場し、”いつもとは違う構成で・・。”と語り始め、物語は漸く1950年代の且つて隕石が落ちたアステロイド・シティに移る・・。-
◆感想
・アステロイド・シティに戦場カメラマンのオーギー(ジェイソン・シュワルツマン)が天才の息子ウッドロウと3人の娘と共にやって来る。
ウッドロウが観光名所である巨大クレーターに隕石が落下した日を祝う祭典に招かれたのである。
ー 作り込まれたセット。シンメトリックな世界観は健在で嬉しくなる。色調も「ダージリン急行」を思い出す。-
・で、その後の展開を期待したのだが、オーギーの義理の父をトム・ハンクスを、有名な女優ミッジをスカーレット・ヨハンソンが演じるのだが、ヒョロヒョロの宇宙人が表れても一向に物語が盛り上がらないのである。
で、オーギーを演じるジェイソン・シュワルツマンは”この芝居、分からないよ!”と言う始末である。
ー ウェス・アンダーソン監督の制作意図が分からない・・。正に”この映画、分からないよ!”である。ー
<「ムーンライズ・キングダム」「グランド・ブタペストホテル」「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イブニング・サン別冊」があんなに面白かったのになあ・・。
知らずに、熱中症に掛かっていたのなあ・・。けれども、お客さんの数名はエンドロール前にさっさと劇場を出て行ったし、強ち間違いではない気がするなあ・・。>
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