「生きづらさを抱える女性とおばあちゃん」絶唱浪曲ストーリー 師匠さんの映画レビュー(感想・評価)
生きづらさを抱える女性とおばあちゃん
生きづらさを抱える女性が、運よく探し当てた場所が「弟子」。
「師匠」との一対一の関係、「育てる」まなざしと「育てられる」やすらぎは、
信頼できる大人を求める「孫」と優しく包み込む「おばあちゃん」の関係と重なる。
修業という名の、手ごたえのある成長によって「生き先」を掴みつつある女性と、
メンターとしての女性師匠の姿が描かれる良作。
減点の理由は、
修業中とはいえ「浪曲」とは言い難い節回しを何度か聞かせられることと、
監督の港屋小柳師匠への熱い思いが制作の契機となっていることが、
画面からは伝わってこないかな、ということ。
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