おしょりんのレビュー・感想・評価
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なんか地味
2023年劇場鑑賞266本目。
鯖江の眼鏡は国内9割のシェアを誇りますが、そうなるに至るまでを描いた作品。
北乃きいと小泉孝太郎、森崎ウィンの三角関係いるかこれ?しかもそれぞれ自分の胸の中で解決してしまうので好きな人と結ばれない二人と、好きな相手がいる人と結婚している寂しい一人みたいな感じで見てられませんでした。一回派手に兄弟ゲンカでもすればよかったのに。
眼鏡作りも1から始めればそれはうまく行かないのは当たり前で、途中津田寛治演じる大阪から来た親方が講じた策だけはなるほどと思いましたが、後は時が解決しました、みたいな感じで、社長の資金繰りもなんやかんやでうまくいくので多分実際大変だったんだろうけど今ひとつ大変さが伝わってこなかったです。
ただ福井出身でもない俳優さんが福井弁をみんな話していて、そこはご当地映画としてかなり好感持てました。駿河太郎だけそれ関西弁じゃない?とは思いましたが・・・。
#39 「おしょりん」の意味
が冒頭でわかった。
標準語的には堅雪、私の田舎では「すいや」と言われている、雪の表面が硬く凍って歩ける状態のことだ。
映画ではイマイチ堅雪度合いがわかんなかったけど、映画の言いたいことはわかった。
今となっては完全に別人顔となってしまった北野きいちゃんの面影が拝める貴重な作品。
富山に引っ越してから鯖江独自のメガネを見ることも多く、やっぱり鯖江のメガネは良いなあと実感する今日この頃。
私財を投げ打ってでも地場産業開発に注力した人がいたからこそ今の鯖江メガネを買えることに感謝。
エンディングでかかる森崎ウィン氏の歌も良かったです。
これは面白い!
まったく情報なしに飛び込みで鑑賞。ふーん、メガネ作りの話ね。地味だな・・と思ってたがこれが面白い!キャストそれぞれが現実缶ある生き生きとした演技で、話に引き込まれる。メガネの話も、メガネ開発にこんなに熱いドラマがあったなんて知らなかった。胸を打たれたり、涙ぐんでしまうシーンも多々、ラストは号泣してしまった。NHK連続ドラマを1シーズン通して見終えたような充実感。後、エンドロールで気付いたけど、小泉光太郎だったのね。渋い演技ができる、いい俳優になったなあ。
鯖江(ではない麻生津@福井)の眼鏡は有名✨
福井県を眼鏡の産地としてその名を轟かせるきっかけとなったある兄弟とお嫁さんの実話をもとにした小説の映画。
レッドソックス(というか元オリの)吉田正尚の故郷が舞台らしい。原作未読。
王道、シンプル、先は読める。
でも感動します。
森崎ウィン、いいなーやっぱり💕
八郎役の男の子、今後に期待✨
あと、冒頭の『福井ニュース』観たら福井に遊びに行きたくなりました🚄
眼鏡が変える人生
ノーマーク作品でしたが、観たい作品の前に時間が空いたので、紹介サイトの内容に惹かれて鑑賞してきました。
ストーリーは、福井の農村の名家の跡取り・増永五座衛門と妻・むめが、村の活性化や地場産業づくりのため、五座衛門の弟・幸八に持ちかけられた眼鏡作りに私財をなげうって取り組み、困難を乗り越えて世間に認められる眼鏡を作り上げるまでの姿を描くというもの。タイトルの「おしょりん」は田畑を覆う一面の雪が硬く凍った状態を指す福井方言らしいです。その状態なら回り道をせずにまっすぐ進めるということから、眼鏡作りに突き進む姿を重ねたようです。なかなか味のあるタイトルです。
誰もが知る福井ブランドの眼鏡。そのルーツとともに、初期の真鍮眼鏡の作り方を知ることができ、大変興味深かったです。そこから困難を経て世に知られる存在となるまでの過程も熱いです。これに加えて、むめと幸八の恋愛要素、八郎の成長譚などのサイドストーリーもうまく絡めて、物語をさらに豊かにしています。
また、五座衛門の漢気も熱く描かれ、彼なくして福井の眼鏡産業の隆盛はありえなかったろうと思われます。もちろん彼の周囲にいた妻、弟、職人、その他の多くの人の支えがあったことは言うまでもありません。初めて眼鏡をかけた女の子が、新たな世界を目の当たりして人生を変えたように、増永眼鏡の人たちも、彼らが作った眼鏡を手にした人たちも、眼鏡によって人生が大きく変わったことでしょう。
全体的にお仕事系ムービーの鉄板展開で、安心して観ていられます。眼鏡作りにかける人たちの熱い思いに触れて、何度も涙しました。ただ、少しだけ不満を言えば、幸八の横恋慕要素は不要だと感じました。それより五座衛門とむめが支え合い、二人はさらに絆を深めたとした方がよかったように思います。むしろ幸八の頑張りが伝わりづらかったので、おそらく営業担当であったであろう幸八の奮闘ぶりをもっと描いてほしかったです。また、増永家の窮状も伝わりにくかったので、資金繰りが悪化して生活を切り詰めるような目に見える没落ぶりも描いて、そこからの一発逆転劇としてもよかったように思います。
とはいえ、使う人に寄り添うという福井の眼鏡職人のモノづくりの思いは、しっかりと伝わってきました。そんな眼鏡作りといい、冒頭の福井の紹介映像といい、福井の魅力を存分に伝える作品に仕上がっています。先日福井旅行に行ってきたばかりなのですが、また行きたくなりました。
キャストは、北乃きいさん、森崎ウィンさん、小泉孝太郎さん、駿河太郎さん、津田寛治さん、榎木孝明さんら。みなさんとてもよかったのですが、榎木孝明さんのシーンが短いながらも熱く印象的でした。
偉人伝的なものは好きなので、これも良かった ただ、冒頭の福井PR映...
偉人伝的なものは好きなので、これも良かった
ただ、冒頭の福井PR映像が、いくらなんでも長すぎた
県民幸福度No1になったこともある福井、雪深いので生活不便そうなの...
県民幸福度No1になったこともある福井、雪深いので生活不便そうなのに何故?と疑問だった やはり冬は雪で農作業が出来ないからの村興しが理由、始まりは明治時代で意外と遅い 先行きが視えないゼロからの物作り 苦労は描ききれなかっただろう、ただ作るだけではダメとは物作りの心得は実に厳しい。それだけにあの眼鏡はそれまでの苦労の結晶だと思った 昔は度とか視力検査とか無かったのかな?今ではファッション性、機能性とか本来の機能から外れて贅沢に 途中資金繰り?恋愛話は中途半端な感じでしたけど、小泉孝太郎の渋い表情でも実は弟思いの熱いハートの持ち主なところや、佐野史郎も久々に見たけど好演であった
福井弁が皆さんの素敵な演技を削いでいる感は否めませんが
純粋にものづくりに打ち込む、素朴で不器用なみんなの気持ちに心を打たれました。
北乃きいさん、これまで気づかなかったけど、美人ですね。
全てのメガネ人に、送ります
一言「最初の一歩は、実に大変」。
藤岡陽子さんの同名小説を映画化。実話もの。
映像化すると、こうなるのかあと感心。
明治の終わり。
舶来品のメガネを、日本でどう作るのか。
その始まりや過程、私財を投げうってまでも、なぜするのか。
「モノづくり」「お仕事もの」「家族や仲間」。
いろんな胸熱な話が、幾重にも重なっていました。
実に渋い出演陣。
それぞれがいい仕事してて。
小泉孝太郎さんがもう、増永さん(創業家)にしか見えない!。
あと今回劇伴を、オール福井(福井在住の演奏家)が担当。
これがいい感じで話に寄り添っているのが、ツボって涙。
映画の秋に相応しい作品でした。
⭐️今日のマーカワード⭐️
「メガネは顔、身体の一部なんです」
めがねの鯖江のルーツ、みなさん、かたいけのー(元気ですかー)?
舞台となる福井で10/20より先行公開。
一週遅れで観に行ってきました。
いきなり、福井県ニュース?とかから始まり、新幹線延伸に伴う福井県のアピール。
観る映画間違えたか、県外の人はどう感じるのかと思ったが、
そのあとは「めがねの鯖江」のルーツが描かれた。
苦節7年、数々の困難にも耐え、一つの目標に向かってあきらめずに努力、
成功に至るまでの苦労話、とてもよかった。
小泉さん、森崎ウィンさんの素敵な兄弟、そして北乃きいさん、かわいらしい。
先週の舞台挨拶、やっぱり観に行けばよかった。
福井の方言がたっぷり、以前のちはやふるやチアダンよりも、上手でした笑
でも、福井在住20年超ですが「おしょりん」は知らなかった汗
これも福井の方言で、しかも田畑を覆う雪が固く凍った状態を指すとか。
たしかに最初と最後、雪の上を走り回る幼少の頃の様子があったが、そういうことか。
登場人物の名前か呼び名かと思っていました笑
驚きだらけのメガネ作り
鯖江ブランドで知られる、日本産メガネの95%を生産する福井県のメガネ産業の礎を描いたサクセスストーリーだが、冒頭で福井の観光スポットを紹介するPR映像が流れる。2024年の北陸新幹線延伸開業を見越した観光誘致目的で作られた作品とはいえ、あまりの露骨ぶりに驚いてしまった。
メガネ産業を築く兄弟と兄嫁の3人を主軸とした、三角関係的な描写も絡んだ何とも微妙な昼メロテイストで話が進むが、鑑賞後に読んだ原作に準拠していて再度驚いた。モデルとなった実在人物達もそういう関係だったのかは分からないが、とにかく驚かされる事だらけ。
福井メガネが外国製と比較していかに優れたものとなったのかが物語の焦点だと思うが、そのあたりの描写も説得力に欠けるし、俳優とエキストラと思しき一般人の演技の差が如実に表れてしまっているのも辛い。兄役の小泉孝太郎はパッとしない俳優という印象が抜けないが、顔力はあるのでセリフを喋らせず終始苦み走った表情をさせると活きると思った。あと津田寛治っていつからクセ者役御用達俳優になってしまったのか…
とにかくこちとらすぐ物語を見たいのだから、冒頭のPR映像が蛇足以外の何物でもなし。エンディングに入れた方がまだスマートだったよ。
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