アシスタントのレビュー・感想・評価
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アメリカンキャピタリズムの終焉。残りしmanual laborといった話。いざ!AIの時代
ブリシットジョブを淡々と描いたお話。
フレックスタイム制を導入したク●どうでも良い仕事に従事するIQ130以上の才女の不満。当該案件はまだ、正式に採用されていない。二ヶ月って言っていた。
突っ込みどころは満載だが、今風にスカートとハイヒール履かずに朝早くから。夜遅くまでご苦労様だろうが、つけまつ毛で、美しさを強調して、相変わらず『巨乳はウマシカ』定石を守って、健気な女の子の大変さを強調している。この綺麗で孤独な女性を周りのウマシカ男が放って置くわけ無い。(弁護士曰く『君は大丈夫だよ。会長の好みじゃないから』?!)セクハラでしょう。
そして反面、彼女のやっている仕事も大した事をしているわけでもない。ダラダラと時間を潰す。こんな事、日本のブラック企業だってやらん。そもそも。
36協定と労働基準法は、ニューヨークにはないのか?専従弁護士はいても企業側の企業内弁護士。こんな事していたら、池井●潤先生のネタになる。外部監査に引っかかる。そして、そもそもの組合はないのか?
まぁ、デフォルメだろうから、アメリカン・ドリームの成れの果てと実力主義の終焉を描いたんだろうな。そう、実力なんていらん、新人は先ずはアイビ●・リ●グからが、アメリカンキャピタリズムの定石。
さてさて、
あと何年かすると、こう言った●ソどうでも良い仕事が消えてなくなる。AIと言うやつでね。そう言うと諸氏はこの彼女の仕事がなくなると思うだろうが、プロデューサーとか演出家とか脚本家とか必要と感じる?ましてや、
俳優までCGで演技させていたら、エンドロールで流れるキャストからスタッフまで30秒もあれば足りる。この映画は7分位のエンドロール。この無駄な時間をとうしてくれよう!!!残りしレイバーはナチュラルレイバーなのである。だって、部屋掃除したり、指輪拾ってくれたり、掛かってきた電話を取るのに六軸ロボットは使わんでしょ。
そして、
ちょっと前までテレビの多チャンネルが盛り上がった事があるけど、完全に終焉を迎えている。要はコンテンツの質の問題。
お金を稼ぐという事
映画『アシスタント』アメリカのエリート社員の現実とは、高額の報酬にあわせて、そのストレスは、そうとうなもの。これは、しかたがない、本人がそれを望んだのだから。ただ、パワハラ、セクハラとなるとその判断は難しい。犯罪でない限りその境界は曖昧だから。
名門大学から更に狭き門をかいくぐり
やっとたどりついた、映画業界のアシスタント。
将来プロデューサーを目指す彼女の最初の仕事は、会長のアシスタント。
秘書みたいなものでしょうか、とにかく雑用すべて。
上手くやって当たり前。
ちょっと失敗すると、会長から罵声を浴びさせられ。
始末書ならぬ、謝罪文を書かされる。
設定では、入社2ヶ月目だからしょうがないよね。
でも、そんなことでと思うことで、謝罪文。
めげるよな。
誰よりも早く来て、帰るのは一番後。
長時間労働は、あたりまえ。
文句を言おうもんなら、君のかわりは、アイビーリーグの秀才が、400人順番まちしてると、言われる始末。
同僚の対応も、冷たい。
それが、女性に対する態度、と思えるくらい。
エレベーターってレディーファーストだよね、と思うんだけど、そんなことはお構いなし。
同じ部屋にいても、用事のある時には、紙くずを丸めて投げられる始末。
まあ、映画だから多少の誇張は、あると思うのですが。
パワハラと取るか、当たり前のことととるか。
彼女が、受ける待遇をどう取るか。
まあ、入社2ヶ月目ですから、同僚からまだ仲間と認めてもらえず、冷たくあしらわれるのは、致し方ないかな。
じゃあ、会長から受ける罵詈雑言は。
これも、入社間もないと、ありえるかな。
かなり、高給取りとなるようですし。
残るは、会長のセクハラ、彼女にではなくて、会長のお気に入りの素人の俳優志願の女の子を、無理やり秘書にすること。
そして、情事と疑われる所業。
エンターテイメントの世界では、ごく当たり前のように映画では。
だろうなと、想像はつきます。
芸能の世界に、常識を求めるほうが、無理。
ただそれが、力ずくでとか、薬を使われたとかなると、別問題ですが。
一般の会社だってあることでしょ。
一流企業の最高責任者となったら、鶴の一声でしょ。
大体権力を手中にした人間の考えることなど、皆似たようなもの。
エンターテイメント業界ほどではないとしても、逆らえないでしょ。
となると、平社員のわたしは、どう生きてゆくかということになるのですが。
泳ぎ切るか、収入が減っても自分らしく生きるか。
しかし、どこへ行っても、大なり小なり、この問題は、ついて回りますが。
そう、経済活動に正義と言えることなど、ほぼない。
こう言うと、身も蓋もないのですが。
そう大げさなことでもなく、お金のためと割り切る部分は、大事です。
会長に囲われた、俳優志願の女性にしても、同僚の言葉が印象的「彼女なら、上手く会長を利用できるわよ」
そう、この映画は、エンターテイメント業界を題材に、一般の会社でも起きることを拡大して見せているだけ。
ストレス社会をどう生きるか。
ラストの場面が、象徴的だった、皆が帰った後、会長と二人。
もう帰っていいとの許可。
その彼女が、オフィスの外のカフェから、まだ明かりのついている会長の部屋を眺める場面。
そう、まだ仕事してると。
アメリカの責任者は、高額の報酬に合わせて、そのプレッシャーも相当なものなのだと、総連想させる場面で、終わる。
そう、経済活動とは、そういうもの。
収入に合わせて、そのストレスは増大する。
ストレスが、増大すれば、そのはけ口をどこかに求める。
パワハラ、セクハラ、あるいは犯罪ぎりぎりか。
まさに、人の世をデフォルメしたような作品。
さあ、後は、あなたはどの様な人生を選択しますか。
過度なストレスに、さらされないよに。
ストレスからは、にげられません。
忖度?
んー❓
あぶり出してはいないよね。
結局 長いものに撒かれた形で終わった印象ですけど。
ジェーンが見たものはあくまでも憶測の域を出ていない。
アシスタントとあるけど、秘書課的な部署で
彼女らが得られる特別な証拠を握っていき
Metoo運動に繋がっていくかと思いきや
なんとも中途半端な出来上がりで、
最後エンドロールでは
「取材に協力してくれた全ての人に感謝」とあるが
だったら全て赤裸々に作品として残しなさいよ。
そんなふうに思わざるを得ない作品😂
静かな物語でした。
あるアシスタントの、ある一日を追った物語。
しかし、このアシスタントにとっては特別な一日が、周りの人にとっては普通の一日であるところに、この映画の本質がある。
最後のお父さんとの電話のおかげで、(私にとって)深く心に残る映画になった。
重たく分厚い壁
登場人物は1人を除いて基本的にはいい人。極端な人はいない。しかし誰もが無機質。自分の手が届く範囲の事に誠実に生きている。だから主人公の様に次のステップのために手を伸ばした人が分厚い壁にぶち当たる。
それは絶対権力者の問題であることは間違いないが、それ以上に長い間培われてきた構造の流れに向き合うことを放棄してどんどん無機質になっていってしまう。
最後に主人公は父親と電話する。父親は暖かく優しい言葉をかけるが、父親もかつてはその大きな構造の中で身を置いていたことに娘は気付いてしまい何も語らず静かに1日が終わる。
本当に向き合わないといけないのは人なのか、それ以外の何かなのか結論は観客に委ねられる。
顔が見えない会長は不気味さを増幅させる。
「SHE SAID」以前にあった、これが映画業界の平凡な日々
主人公のジェーン(ジュリア・ガーナー)は一流大学を卒業し、憧れの映画業界に就職した。
プロデューサーを夢見るが、いまはまだ入社して5週間の新人アシスタント(正式雇用の前にインターン期間があったらしいが)である。
本作は彼女がまだ暗いうちに家を出て深夜に帰路に着くまでの、ある1日を描いている。
劇中、ほとんど抑揚がなく、淡々とストーリーは進む。
カメラも映画制作会社のオフィスからほとんど出ない。
だが本作は終始不穏な雰囲気に満ちている。
いまにも、何か事件が起きそうだ。
だが、何も起きない。
アシスタントのジェーンは大量の雑用をこなし、その間、権力者によって“何か”がおこなわれている。
でも誰も声高に問題を叫ばない。
誰も被害に遭ったと騒がない。
そう、描かれるのは“平凡な日”だ。
つまり、ここで起こっていることは“事件”ではなく、“平凡なこと”だ、と本作は述べている。
だが、本作を観る僕たちは知っている。
スクリーンにはハッキリとは描かれないが、何がおこなわれているか。
この不穏な雰囲気の果てに何が起きたか。
そう、本作は「SHE SAID」の“前日譚”なのである。
あの映画には巨悪に挑んで勝利したカタルシスがあった。
だが、そのドラマチックなストーリーの前には“平凡な日々”が延々と続いていたのである(エンドロールに出る本作への情報提供者への謝辞が、このことを裏付けている)。
日常に、ぽっかり開いた闇を見つけたとき、どう行動するか?何が出来るか?
本作は観る者に問いかける。
闇は大きく深い。
本作の「会長」は決してスクリーンに映し出されることはない。
そして課題は構造的だ。
見て見ぬフリをする同僚(女性社員すらも)、人事部の相談窓口も機能してない(ぜんぶ会長に筒抜けである)。
このようなことを引き起こしているのは、特定の誰か(例えばワインスタイン)「だけ」ではなく、ここには構造的な問題があるのだということを本作は語っている。
ジェーンはささやかな抵抗を見せるが、それは不調に終わる。
周囲も見て見ぬフリ。
騒ぎ立てないほうが身のため。
何より、自分が傷ついたわけではない。
本作が描くのは「映画みたいな逆転劇」ではなく、そこで給料をもらって暮らしている「平凡な日々」だ。
ジェーンは答えを出さないまま本作は終わるが、彼女を責めることは難しい。
彼女は「正義のヒロイン」ではないし、誰もが映画のようなヒーロー/ヒロインになれるわけではないのだ。
「正義のヒロイン」ではないからこその、怒りや悲しみ、心配、戸惑い、そして迷いをたたえたジュリア・ガーナーの演技が光る。
父の誕生日を忘れた
エンタテインメント企業に就職した女性の、日常業務を映し出すところから始まりますね。
数分台詞がないので、結構シリアスです。
主役のジェーンは、雑用的な業務が多い模様ですね。
そうこうしてるうちに、若い女性が受付に現れて‥。
会長の行動に気付いたジェーンが、社内のカウンセラーみたいな人に相談するところがハイライトっぽいです。
相談を受けた男性の、なかなかひどい態度でジェーンはショックを受けてましたね。
この辺はジュリア・ガーナーの演技が光ります。
他の方も言ってますが、この映画は彼女の抑えた演技が功を奏してると思いますね。
内容は、考えさせられます。
ただ、こういう事は、誰かが声をあげなければ解決には向かっていかないのではないかと思いますね。
最初に声をあげるのは、大変な勇気がいりますが、やる価値はあると私は思っています。
一度声をあげれば、誰かがそれに賛同してくれるかもしれないですしね。
最初は1人でも、時と共に増えていく可能性は充分にあります。
何かの被害にあっている方は、諦めずに声をあげ続けてほしいと思いますね。
諦めなければ道は開けると信じてほしいです。
私も、その1人なので。
こういう事が減ることを願います。
※ファーストデイで1200円で観れたので、お得な気分でした🎬
声にならない静かな悲鳴が聞こえる
映画予告を初めて観た時から絶対観たい!と思わせてくれました。日本ではなかなか撮れないようなジェンダー問題。声高に勢いよく進む内容ではなく、静かに淡々と進む内容が逆に現実味があって信頼できる。アルアルな職場パワハラ、セクハラ。最初の父の誕生日の件からはじまり、最後の父の電話で締めるやり方が、上手いなぁ…と。散々な1日の最後に「自慢の娘だよ」なんて…。
いたたまれなくて、泣けてくるわ。自分の味方はどこにいるの?と…
さて、主人公は職場の不愉快な圧力と親からのプレッシャーから、どう自分の人生選択していくのかな?続きが気になりました。
なんとも辛い、やるせない。
憧れの映画会社で、プロデューサーを目指してアシスタントの仕事をしているが、雑用や会長の奥さんの愚痴や、超過労働。あげくは、どなられ、始末書メールしろ。
仕事させてもらってるだけ感謝しろ!ついこないだでもこんなんや。社内カウンセラーのやるせないしうち。
記録するんか?どないする?1番信用できないね。
不実の点描画
The Assistant
主人公は頭が良く、アシスタントとしても優秀なことは疑いがない。それは男の同僚が茶化しながら仕事を押し付けながらも、謝罪文の添削は手伝ってくれるところに皮肉にも見て取れる
だからこそ彼女は映画業界に(とって) 残るべきだ、残るべきなのだけど
フィルムに紡がれる1日の後の日々を想像して哀しくなる、去るか、同化するのか、正しく導くor導かれる日を待つか
民衆に夢と正しさと教訓を紡ぐ上で、実生活の正しさは必ずしも必要とされていない。虚構と同時に、不実な環境を皮肉にも生み出しているシステムをただ眺める。
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