「「慣れる」恐怖」アシスタント みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
「慣れる」恐怖
「日常」に見えて、実は「おかしい」出来事がたった一日に積み上げられていく。
まるで、「これは観客一人ひとりのこと」と言われているようだ。
そして何よりの恐怖は
これに「慣れる」こと、
「慣れを求められる」こと。
こうして「慣れた」ことが、ワインスタインが何十年も凶行を続けられた原因だろう。
それは彼だけではなし得ない、
周囲の「無関心」というか「(消極的な)協力」があってこそ。
静かな映画だが、そうした鋭い事実を観客の喉元に突きつける作品。
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