劇場公開日 2023年9月1日

「やや聞き取りにくい点はあるが高評価。」バカ塗りの娘 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0やや聞き取りにくい点はあるが高評価。

2023年9月3日
PCから投稿

今年296本目(合計946本目/今月(2023年9月度)6本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。

 大阪市では1週間遅れ…というか、ご当地枠だったようで、青森・秋田では1週間早く公開されていたようです。

 ここの紹介にもある通り、青森の文化といわれるいわゆる津軽塗を扱いつつ、職業選択の自由(憲法22)や、思想良心の自由(一部、LGBTQに関する案件含む)を扱った内容です。

 映画の趣旨としては、やはりご当地で1週間早く公開されたという事情があるように、ご当地枠という観点ではかなり正確に描かれているように思えます。一方、その「本格さ」が逆に出た部分もあり、青森からどのくらい(地理的に)離れるか…にもよりますが、明確に聞き取れない部分もあったりします(この点、良い点と悪い点がバラバラになるのは仕方がない)。

 ただ、日本の伝統芸能ともいえる分野で、日本に適法に在住している外国人の方や、旅行で一時的にいらっしゃる方など、幅広い方にお勧めできる枠であるのは確かです。

 個々ストーリーとして見ると、津軽塗の話は半分程度で、ほかは職業選択の自由の論点や、いわゆるLGBTQにに関する論点などが入ってきます。ただ、どちらの話をしているのかは明確ですし、ストーリー理解に混乱をきたすことはないと思います。多くの方(外国籍の方も含め。この映画は趣旨的に「海外進出」を果たすのかな…?)に見ていただければ、というところです。

 採点に関しては下記を気にしましたが、4.8以上あるので、七捨八入で5.0切り上げ満点にしています。

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 (減点0.2/一部の表現の聞き取りが難しい)

 この点、どこまで減点幅にするのか、どうしても「ご当地枠」という性質上難しいのは認識していますが、確かに聞き取りづらいのは確かです。

 ギリギリ「青森版」「一般放映版」を作ってほしい、という意見の「ギリギリ点」といったところです(明確に言いたいことがわからない点はあるが、前後関係で補える等あるため。かなりギリギリ)。

 なお、結果的には「やればよかったのに」にはなってしまいますが、代表的な青森弁(というより、東北弁一般?)を把握しているかどうか、だけでもかなり違うようです(後から確認)。
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yukispica