「上映館で予告映像を観なければ観なかったと思う映画」幸せのイタリアーノ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
上映館で予告映像を観なければ観なかったと思う映画
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原題は「あなたのもとへ走る」。
主人公がスポーツシューズを販売する企業の実業家でランニングが趣味であることやヒロインが車椅子であることなどからなかなか素敵なタイトルだと思うだけに、邦題の酷さが際立つ。
障害者をものにしようとするために健常者が障害者のフリをすると言うのは日本だと間違いなく色々な雑音が出てくる内容だし、またそれ以上にも結構ブラックなシーンも多々あるかなり攻めたストーリー。
主人公のジャンニは日本人からすると全然カッコよくないが、イタリア人的には典型的はプレイボーイ顔なのだろうか。
反対にヒロインのキアラ役は久しぶりに会った癖のない正統派のイタリア美人。
ミリアム・レオーネという女優さんらしいが、実は結構良いお年の中堅役者さんで、かつてミスイタリアにもなったご経歴をお持ちだそう。
障害者が一番障害者の事をわかってるってそりゃそうだ。
でも自分の家なのにあちこちぶつけながら移動してるのを見ても流石にそりゃないでしょってw
健常者は恋愛が長く続く事を考えるが、障害者はまず恋愛が始まる事が大事というのは凄くリアルだと思ったし、その間だけでも楽しませてって凄く悲しいお願い。
でもあまりにも綺麗な人すぎてちょっと説得力がなかったかも。
お友達の奥さんの件など正直どんなに心を入れ替えても幸せにはなって欲しくないなあとは思ったが、そこはラテンのノリであっけらかん。
カラオケ好きの優秀な秘書さんはいい味でした。
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