「子供たちの世界」映画 窓ぎわのトットちゃん 裕里ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
子供たちの世界
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大人になるにつれて自分の型や過剰な気遣い・臆病さが定着してきてしまう。
小学校低学年くらいのこどもたちは、世界の色々なものが新しく見えて色々なものに興味を持ち、物おじせずに世界に触れていく。そんな子供たちの様をしっかりと魅力的に時には痛々しく描いた作品だった
ただ通学しただけなのに空想的な色鉛筆のタッチで想像が描かれたり、暗い帰り道をカラフルな照明が彩ったり見せ方も良かった
小児麻痺の泰明ちゃんとの交流は多岐に渡り痛々しい部分もあった。こどもだから乗り越えられた部分(プールにつれていくシーンや木に登るシーン)も見えたし、大人になるにつれて出てきてしまった気遣いも見れた、それに対して正直に泰明ちゃんが感じたことを発しているのも沁みた
泰明ちゃんが服を泥だらけにして帰った時のお母さんとか、トモエ学園いい学校♪の時の校長先生とか涙腺に染み渡るポイントもたくさんあったなあ
縁日のひよこを欲しがるトットちゃんをおとうさんが叱ったり、下水に財布を落として探すとっとちゃんを校長先生が全く手伝わず放っておいたり、高橋くんのしっぽの件で校長先生がむちゃくちゃ怒るシーン・あるいはとっとちゃんがそれを見るシーンなんかは教育的に貴重だ、子供を持つ人が見たらより貴重な体験になりそうだ
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