「トットちゃんの周りの大人が素敵です」映画 窓ぎわのトットちゃん Qooさんの映画レビュー(感想・評価)
トットちゃんの周りの大人が素敵です
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窓際のトットちゃん
誰もが耳ししたことがあるだろうし、原作は多くの人に愛されている黒柳徹子さんによるご自身の幼少期の物語。
私はその書籍は未読でしたが、映画化は初めてとのことでとても気になりました。
トットちゃんはかなり突飛で変わった子。好奇心旺盛で目まぐるしい。しばしば周りを混乱に巻き込み、みんなから困った子と言われる。
そのため前の学校を辞めることになり新しい学校に転校することに。
新しい学校のトモエ学園の小林校長先生はすごく優しく、子どもたちの個性を尊重し、自主性を育てる先生。
きっと他の生徒たちも前の学校では馴染めなかった子どもたちで、トモエ学園では皆が生き生きしている。
トットちゃんの突拍子もない取り止めの無い話も全部受け止めて
ちょっと悲しげに「みんな私のこと困った子って言うの」
と言うトットちゃんに、
「君は本当はいい子なんだよ」と小林先生。すごく温かみのある優しい言葉で、トットちゃんを安心させる。
トットちゃんのパパとママもそんな天真爛漫なトットちゃんを優しく見守っていて、だからなお素直で個性あふれ、のびのびとしてる様子。
お友達のやすあきちゃんとはとてもいい関係を築けてたけど、亡くなってしまって残念でしたね。そんな葛藤も後のトットちゃんの成長を促すきっかけとなったのでしょう。
最後のお別れの時に、校長先生がトットちゃんを抱きしめて「君は本当にいい子だね」と言った時、変わらぬその優しさに包まれました。
PERFECT DAYSを観たあとだったのですが、役所さんて、声だけでも素晴らしい演技なのだなと思いました。
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