「映画としての見どころは多い」はたらく細胞 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
映画としての見どころは多い
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白血球や赤血球など体の中ではたらく細胞たちを擬人化した漫画の実写映画化。
序盤は原作に忠実ながら、終盤は細胞たちの全滅エンドという漫画ではありえない展開となり、一本の映画としての見どころはかなりあったと言える。
漫画原作は、細胞たちにフィーチャーしたというだけでなく、役割とビジュアルの納得感や、役割ゆえの見た目とのギャップの面白さなど多い。しかし、映画という2時間枠で考えるとそうした面白さだけでは成り立たず、やはり一本のハラハラ感や心を動かす展開をまとめ上げるしかない。
そうした中で、白血病からの細胞全滅エンドという中で、細胞たちの戦いをメインを持ってくるのが最善と考えたと思う。それは、かなり成功していると思っていて、ラストの白血球と赤血球たちや、キラーTやNK含めて、記憶に残るシーンは多い気がする。
とはいえ、原作ファンサービスとしてはかなり大胆なアレンジと言わざるをえない。子どもの観客にとってはまあまあな衝撃なのでは?それはそれでいい勉強かもしれないけど。
個人的には面白かった。
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