「映画館か配信か」はたらく細胞 ださいはずのさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館か配信か
おなじ映画でも、自分の身銭を切って映画館で観た作品は期待する分だけ評価が厳しくなったり、逆に配信で無料で観た作品ではあまり事前に期待していない分、評価が甘くなってしまうことがある。まあ、そんな評価のブレは映画に限らずあまり良いことではなく、評価にはそのようなバイアスやノイズがないことが極力望ましい。人生の選択は、進路やら就職先選びから伴侶選びなどなど評価が付きものだから
その他のバイアスやノイズとして、映画の原作を事前に読んでいたら思い入れが強くなって評価が厳しくなる、なんてこともある
さて、このはたらく細胞は配信で観た。あと原作マンガも読んでいない。その上で、自分が身銭を切って映画館に観に行ったものとしてあくまで作品を評価してみた
阿倍サダヲと芦田愛菜の親娘と、その体内の擬人化された細胞のお話で、コメディータッチでカラダの仕組みのお勉強、軽いアクションバトルとちょっとしんみりとする親娘の情愛を描いた映画で、満遍なく行き届いた映画である。もっとアクションに工夫が欲しかったり、コメディーももう少し強め、たとえば憧れの先輩と話す時にアドレナリンその他のホルモン全開だったけど、そうでないイケテナイ男の子から話しかけられた時は真逆の体内状態だったりとか、もう一捻りか二捻りして欲しかったかな
カラダの状態も、すり傷やインフル、スギ花粉症やサダヲさんの便意の我慢や酒タバコで荒れた体内とか出たけど、もう少しレパートリーもあったら良かったかな
まあ、この映画も続編とかあるならまた異なるレパートリーも出てくるだろうし、星3は僕にはとても楽しめたというポジティブな評価になるのですが