片思い世界のレビュー・感想・評価
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想像していなかった片思いの世界でした
この作品について、何の予習もしていなかったので、私はただ単に、若い女子三人の片想い物語だと思ってしました。
結果は、想像の上の上をいく『片思い』世界でした。
ファンタジーすぎ、とか、ツッコミどころ満載、という意見もありますが、私は素直に受け入れられ、後半は、涙、涙の物語でした。
私は母親なので、西田尚美さんの役にはとても感情移入できました。
劇中歌の『声は風』もとても素敵な楽曲でした。この映画のために作られたとか。ここだけにおさまらず、今後もっといろんな場所で、子供達に合唱してもらいたいとおもいました。
脚本が豪華名優役者陣に失礼と思った映画。
予想外の面白さ
素晴らしいの一言
一長一短の映画
背筋伸ばして
ファンタジー⁉️
展開が少女マンガすぎで寒い🥶
大人のファンタジーだってラフマニノフみたいに難しくなくていい
ひと口に映画好きと言ってもロマンスやSF、ヒストリーにホラーとその嗜好は様々なので万人に勧められる作品はそう多くはない。この作品は老若男女、できるだけ多くの人に届いて欲しいと思った。ただ、どうしても勧められない人達がいる理由がとても悲しくもある。
【感想】
「物語」の強さを映画に仕立てた手腕に素直に感動した。ギミックやディテールに引っかかりを感じる向きもあろうが、「こころ」への訴えかけを見逃さないようにしたい、そんな風に思う。
【追記】
他の方のレビューの「おじさんのおとぎ話」との例えにあまりにも唐突に図星を突かれてビックリした。女の子を何か素敵なものと思いたいファンタジー。そりゃそうだわと。映画みたいな劇的な事件はなくとも、かつてかけがえのない日々を二人で過ごしたけれど今は同じ空の下日々を重ねているかすら知る術もないんだな、などと時々思いを馳せるのがおじさんという生き物だからね。撮ったのも観て素直に感動したのもセンチメンタルおじさんだったわけですか。
ファンタジーと思ってみれば…⭐︎
「花束みたいな恋をした」の坂元裕二と土井監督の作品。
期待して待ち望んでいたのだけど、???な作品だった。
鑑賞前にこののサイトの「ネタバレ」のコメントを一瞬見てしまったのも失敗だったけど
それでも疑問符いっぱいの映画。
無理があるんじゃないかなぁ…、で結局何が言いたかったのか自分にはよくわからなかった。
広瀬すず、杉咲花、清原果耶、横浜流星とすごく贅沢な役者さんを使えたのは脚本家と
監督の賜物かもしれないけど、もったいないくらいだった。
この四人に限って言えば 皆素晴らしく上手くて・広瀬すずはデビューの頃から見ているけど
どんどん上手くなるし、横浜流星は今や旬な男優の一人になった。
坂元裕二の会話劇が好きで彼の作品は必ず見て来たけど少し違う設定だった。
ラストあたりの流星の一人芝居には感動。
もっと色々な作品に出演して欲しい。
最後までどうなったんだろう?と思うことはあったけど松田龍平の声は良かった。
コーラスで歌ってみたい
悲しく切なく温かい物語
実力派若手女優3人が主演を務めるとあって注目していた本作。けっこう期待していたのですが、公開2日目の朝の時点での評価はなんと3.4!ということでハードルを下げて鑑賞してきたのですが、そんな低評価を跳ねのけるような素敵な作品で大満足でした。
ストーリーは、12年もの間、東京の古い一軒家で本当の姉妹のように仲よく楽しく一緒に暮らし、それぞれ仕事や学業やバイトに精を出していた、相楽美咲、片石優花、阿澄さくらの3人は、大きな秘密とそれに伴う忘れられない強い思いを抱えているのだが、それを相手に伝えられないもどかしさに悩み、その思いと向き合い、折り合いをつけていく姿を描くというもの。
冒頭から、仲はいいのだけれど何か不自然な人物像や生活風景に違和感を覚えます。ほどなくその理由がわかって、ここまでの違和感がスッキリ解消します。と同時に、この切なくも優しい世界になんとなく癒されます。3人の屈託のない笑顔、家族として楽しく暮らす生活ぶり、ちょっとベタに振りすぎている面はありますが、3人の特殊な状況を思うとなんだか微笑ましくもあります。
しかし、そんな3人にもそれぞれに抱える思いがあり、それがそれぞれの物語を生み出していきます。毎朝のバスの中で見かけた昔の友達、久しぶりに再会した母親、忘れようとしても忘れられない憎い男など、彼女たちの”片思い”は、恋愛のそれとばかりは限らず、届かぬ一方通行の思いでもあります。
それは、相手にとっても同じだったのではないかと思います。突然いなくなった彼女たちに対して、周囲の人たちも決して消えることのない思いを抱き、それを伝える術もなく、苦しんでいたことでしょう。そんな相手の思いを知ったことで、彼女たちの思いは昇華したのではないでしょうか。それぞれの相手とわかり合えたとは言えないまでも、その思いは伝わったのではないかと思います。
会えないから、いなくなったからといって、その思いがなくなったわけではありません。私ももう会えない家族や友達を思い出し、彼らもきっとどこかで…と思うと、心が少し温かくなるのを感じます。悲しく切ないストーリーではありますが、3人の明るい未来を感じさせるラストに心癒されます。
主演は、広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんで、まるで本物の姉妹を思わせるような演技はさすがの一言です。脇を固めるのは、横浜流星さん、小野花梨さん、伊藤空さん、田口トモロヲさん、西田尚美さん、moonridersさんら。
今回は上映後に舞台挨拶中継があり、主演の3人に加えて、土井監督と脚本の坂元裕二さんが登壇されました。主演の3人のトークからは、真摯に役に向き合い、丁寧に演じたことが伝わってきました。また、坂元さんの「3人で一人みたいなところがある」という言葉にハッとしました。異性への思い、家族への思い、元の生活に戻りたいという思い、このまま3人で暮らしたいという思い、消えることのない恨みや憎しみ等、きっと3人の中に全てあったことだと思います。あと、杉咲花さんの「その人の思いはその人にしかわからない。勝手に想像してもそれが正しいとは限らない。」という言葉が印象的でした。全くそのとおりです。だからこそ、“伝え合える世界”にいる私たちは、誤解のないように伝えないといけないし、相手の思いにも耳を傾けないといけないですよね。
びっくり
これは。。。
いつ面白くなるのかと思ったら遂に最後の合唱がはじまっていた。
『ファーストキス』同様、劇中のSF設定の「え?」というところが解消されないまま突き進むのでちょっと置いていかれる。スーパーカミオカンデとか素粒子とか霊界通信ラジオみたいなのを並べて、今起こっている世界を説得しようとしているのだが、人にぶつかって倒れるけれども車は通り抜けるし、物は動かせるのか動かせないのかわからないし、また何ができて何ができないのかの説明芝居をスーパー女優3人がわちゃわちゃ繰り広げているうちに時間は進むのでもったいない。
そして物語の駆動部分のとある事件。同じモチーフを是枝監督がやったらこの辺はいやらしいくらいに深掘り設定してくるだろうけど、そこが割と大雑把な泣かせと大雑把なサスペンスにしかなってなくて、言ってみれば突っ込みどころ満載の描写が連続してゆくためなかなか心は動かされない。特に西田尚美と横浜流星パート。もちろん芝居が、というより設定というか段取りというか、要は演出が。。
それと、正直この設定でなぜ犠牲者を美人3人にしたのか。姉妹でもなくたまたま美人に成長しちゃったのか。横浜流星に言い寄る女性が小野花梨なのは何かのバランスなのか。更に広瀬すずは腹が減ってひとりぼっちとかの設定の割には制服ごとお金持ち学校風というか、俯瞰でくるくる回るところを見ていると、文化系男子、文化系おっさんの思い描く少女コミック趣味の世界に見えてしまう。
自分は今のところ坂元裕二のファンタジーとは相性が悪い。
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