「今どこにいても、誰といても 誰かのことを大切におもう心があるその世界は優しい」片思い世界 humさんの映画レビュー(感想・評価)
今どこにいても、誰といても 誰かのことを大切におもう心があるその世界は優しい
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重なる違和感から迎えるあるシーンでそれらが腑に落ちた時、タイトルのロゴにみえてくるものがある。
その鏡文字や線の途切れ、つかみどころのない空気や泡みたいな彼女たちの存在だ。
泣いたり笑ったり怒ったり喜んだりしながら繰り返していく〝この世界と変わらずそこにもあった〝日常〟。
そして〝この世界以上のもどかしい切なさ〟を広瀬すず・杉咲花・清原果耶がそれぞれのキャラクターの個性で表現する。
彼女たちが置かれた立場に向き合っていく姿を見届けた後、ほのかな安堵感に触れる。
それは自分自身をも救うための時間だったことがわかるからなのだろう。
横浜流星さんがようやく前を向く姿が、美しい合唱曲と重なるシーンにもぐっとくるものがあった。
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トミーさんのコメント
2025年5月26日
共感ありがとうございます。
想いでなくて思いな所、死後を生きる?人々も居ておかしくないかなぁとやんわり思わせてくれた作品でした。メイン3人の芸風の微妙な違いも良かったですね。