法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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娯楽映画ではありません
見おわった後にいろいろ考えさせられる映画です。清義、みれい、馨の3人が自分のためそして誰かを守るために起こす行動の何が正義か分からなくなる。そして人生は過去から繋がっていてやり直せるものではなくずっとそれを背負っていかなくてはならない抜け出せないものだと思った。清義とみれいのこれからの生き方が気になる終わり方だった。
法廷遊戯
法廷遊戯、公開おめでとうございます。
初日に鑑賞してきました。
物語が二転三転、どんどん真相が明らかになっていき目が離せませんでした。
主演の永瀬廉くんの演技がとても好きです。
また何回も観に行こうと思います!
分かりやすかった
全体として法律に詳しくなくても分かりやすい内容だった。逆に詳しくないからそれなりに見れたのかもしれない。セイギと薫のラストのシーンが良くて、あれはあのタイミングだとは思うけど、それまでセイギと薫の関係性がイマイチ見えづらくてセイギと美鈴の関係の方が伝わってくるからか最終的にセイギがなぜあの選択をしたのかの説得力が薄いと感じた。役者さんは素晴らしく、最後まであっという間だった。
追記
2回目見ると印象が変わりました。
馨がセイギにリンドウの花を供えに来てほしいと言うシーン。セイギと馨の笑顔。美鈴にも見せないセイギの柔らかい表情で2人の関係性が見えた気がしました。
そこが腑に落ちるとセイギの決断にすごく共感できました。自分の死を意識しながらもあの行動を起こした馨。同害報復は寛容の理論。馨はセイギを許していたし、セイギを信じて託したんだなと。3人の想いをそれぞれ感じると、また劇場に見に行きたくなりました。そんな映画に出会えて嬉しいです。
二転三転
タイトルから行くと、学生が法廷の模擬的な事をする中で、何か事件が発生して犯人を探すものかと思いきや、もっと深かったし、内容も二転三転して行きました。それぞれの人間が抱えた闇の部分が明らかになる度に内容に深みが出ます。
凄い世界観!
映画観ました!
原作を知っていたのですが、1人1人の表情や演技がすごく良くて世界観に引き込まれました!
二転三転と物語が進んでいく中で、結末が想像とまた違う展開で最後まで目が離せない、すごくテンポのいいストーリーで本当に面白かったです!
ミステリーとして秀逸
遊戯という題名からもっと緩い内容を創造していたがガチなミステリー!
まあまあの序盤から美怜(杉咲)の無罪は想像した・・・・ところが馨(北村)の無罪の解釈である『検察の有罪の証明の失敗』を自らの命で実演する事になる。
思ってたんと違った~ 中身の詰まった二転三転の話展開が魅せどころ!
うぉぉ---- もう11月11日 ポッキ-の日やん~w
仕事が溜まってるけど~今日も頑張って劇場へ・・・
本日は「法廷遊戯」の鑑賞ですね。
この作品、実は永瀬さん、杉咲さん、北村さん出てたんで
どうせアイドル的な内容映画だと(失礼!)思い込んでました。
しかし 話展開は確りした流れで、原作ネタが弁護士さん作なのもウナズク内容で中々良かったと思います。
無辜(冤罪)は罪のないことを示し、或る事件の誤審判に対して執拗にまで追い詰める犯人の思いとは何か~ それの意味が解ったとき ナルホドねと深くウナズク所がこの作品の特徴でしょうか。
日常の事象事件からヒントを獲て創られており、決して大げさでは無く そう言う人生を歩む人(家族)も居るだろうと思えるところが 他作の浅い推理物とは違うところでしょうか。原作が確りしている点だと感じます。
(コレはちょっと無いかも~な点。)
・有線盗聴の実態。実際にバレてるし、何で占い師のヤツと解ったのか。
闇の組織からの依頼は良いが、ウィルス仕組んで相手の顔を見るとかですが代理マシンをたてて中継させれば覗く事は空振りに終わる。そこのツメが甘いな。
勿論それを見越して対策しての事ですけどもね。
・痴漢冤罪に一石は投じない展開が惜しい。司法の矛盾は映画”それでもボクはやってない”の方が素晴らしいと思う。金銭巻き上げる女性犯罪に気をつけろ~位な注意喚起かな。
・登場人物設定の年齢が実際はもう少し上の方がしっくりするかな。
ちょっと映画では若過ぎる気がしたかな。
イケメン俳優ばっかりのためそう思ったのかも知れない。
もう少し アクのある役者像の方が良い味だったかもです。
でも 3人とも中々の演技で良い感じでしたよ。
(良かった点)
・なんと言っても、織本(杉咲さん)が結城(北村さん)を本気で刺す展開な所でしょうか。この織本の悪意を見抜く 久我(永瀬さん)の冴えた読みと、自ら犯した罪への償いをしていく流れが良かったと思います。
結局、犯罪に対して有罪、無罪は 検察側の能力次第ではありますが
そのやった罪に対しての反省(償い)は 犯した人自身の思いが無ければ駄目だと言う事をさらりと言っているように感じます。
100分無しの映画尺ですが、中々の展開が織り込んであり脚本が優れているんだなと感じました。
気になる方は 是非劇場へGO!!
面白いが、策士策に溺れる感が。
最近の邦画の傾向。旬の人気者が出る。柄本明が出る。ラストの歌が合わない。
話が面白く、引き込まれたが、上映時間も長くないだけに、自慢のトリックのためだけにキャストが動かされ、終わってしまったという感じが否めない。
主人公周りに余白がない。笑いもない。その割に数人の端役だけがしつこくクローズアップされる。
親に恵まれず、養護施設長の性加害など過酷な背景を背負いながらも主役全員、司法試験クリアという都合のよい展開。
ただ杉咲花の拘置所での絶叫演技はリアルで身にしみた。同じ立場に置かれたら、自分もそうなるだろうと共感した。
タイトル通りでした
小説原作の作品だそうで、原作は未読ですが映画の感じでは面白そうな小説ですね。
で、映画のほうは…全く入り込めませんでした。
冒頭の「無辜ゲーム」とやらのシーン、参加者のひとりが感情的にチンピラのごとく騒ぎ立てるだけで、とても法曹界を目指すロースクールの生徒たちの裁判ゲームとは思えずここで先ず白けてしまいます。 続く、主人公を周囲の学生が非難するあるシーン、全員でクイーンの「ロック・ユー」を歌い出すかと思っちゃいました。
見せ場となるべき裁判シーンは緊張感ゼロの棒読み演技。やたら気分を悪くする陪審員(?)や悪態暴言吐きまくる証人とか、こいつらストーリーの展開に必要か? こんなつまらない裁判映画初めてです。主人公のひとりの女性のブチ切れ演技はわざとらしさしか感じませんでした。
脚本も邦画の典型で、やたらボイスオーバーを使ったセリフによる展開と、過多な回想シーンでの説明過多のつくり。総じて、ダメ脚本に演技力のない役者がとどめを刺したような、タイトル通りのお遊戯、というか学芸会レベルの作品。久しぶりに2時間損したと思う映画でした。
未読の原作小説に期待をこめて星一つ入れておきます。
何故,彼にあの役を?
あまりにも前評価が高い事から、観なきゃならん様な気がして鑑賞を試みてみた処…。
どうも自分自身が偏見ぶった観方(ミカタ)をしちゃうのか?歳食っちゃった所為(セイ)かも解(ワカ)らんが、
此処(ココ)からは私の勝手な好みの役柄?&感想?に過ぎない事は断っておく。
主旨設定に好き嫌いは勿論あるだろうがしかし、何故(ナゼ)あんな大役をあんなお子ちゃまにやらせた意図(イト)が全く解らんかった,私的には彼独りのお陰でこの映画作品の質?を一気に下げた!なんて想わせた。
そんな下げる中で、私個人的には演技派?としても好きな杉咲花はえぇ演技を見せてくれたし…。
&大森南朋も美味しい汚れ役を見せてくれたし…。
&イメージでいつも無難な役柄が多かった気がした筒井道隆。
果たして何処(ドコ)の何を求めているのかは解らんが、弁護士モノは難しいと想われる。
全然違うけれども&考えさせられる?なんて事だけ取っても言い過ぎ?且つ褒(ホ)め過ぎ?「羊たちの沈黙」的なモノを目指してるのかなぁ?
所謂(イワユル)サイコスリラー的なモノを…⁈<おいおい同じ日本人としても、ソイツはソート〜小っ恥ずかしくないかい?!&身の程知らずだろ!!>
有罪と無罪と冤罪と
話が進むにつれて謎が明かされていき、主演3人の思惑が絡まった納得の結末にたどり着く。
なるほどなー。
シナリオ重視で演出が大げさというか、無辜ゲームが派手すぎて嘘っぽくなってり、演技もアクが強い印象。
ただし杉咲花の怪演は一見の価値アリです!
後半からの回収にドキドキが止まらず!
殺人が絡むもの、ミステリー映画は実はほとんど観た事がなく、本でもあまり読まないジャンルです。
今回永瀬廉さんが出演で見にいきました。
難しい内容+テーマも重いので最初はストーリーを追うのに一生懸命でしたが、後半につれて回収される内容にはドキドキしながらも
考えさせられる内容に3人の人生の背景に想いを馳せずにはいられなかった。
びっくりしたのは杉咲花さんの演技力の高さ
ストーリーに引き込まれていく流れで、美鈴の心の内を表す怖さが増していきます。
翻弄される主人公の清義、永瀬廉さんも言葉少ないながら絶妙な心理状態を表していたし、
北村匠海さん!かなり重要な役でした。
どうする事が正解だったのか、生きるという事をエンディングの歌まで全部ひっくるめて考えさせてくれる映画でした。
ストーリー分かった上でもう一度見に行きます!
無辜ゲーム‼️
最初は法廷コメディか、もうチョット軽めの作風かなと思っていましたが、思ったよりシリアスなテーマを扱ったドッシリと腰を据えた法廷ドラマであり人間ドラマでした‼️ロースクールで学ぶ3人の男女、清義、美鈴、馨‼️清義と美鈴が施設で育った事、施設長より乱暴された事、警官である馨の父親が冤罪になった事、そして亡くなった事、馨が刑事訴訟法を勉強している事、清義と美鈴が馨の父の冤罪に関わっている事など、様々なドラマが有罪、無罪、冤罪という形で3人にのしかかってくる‼️そして3人で行っている模擬裁判を行う「無辜ゲーム」‼️その「無辜ゲーム」で悲劇が起き、3人が被害者、加害者、弁護士という立場になる事で描かれる3人の人間関係の複雑さ、それ故に起こってしまった犯罪、裁判制度の矛盾、根底にある人間の原罪に肉迫する奥深いテーマを持った作品でした‼️そんなこの作品のテーマを体現する杉咲花さんの演技力はスゴい‼️ラストの面会室での永瀬廉くんとのやりとりと、判決を受けた時のリアクションをはじめとする終盤は、彼女の独壇場‼️先が楽しみな女優さんです‼️ガンバレー‼️
考えさせられる映画でした
自分の正義とは何か、自分の正義は相手にとっては正解なのかというのを考えさせられる映画でした。
杉咲花さんの純粋な狂気、北村匠海さんの存在感、それらを全て受け止めて昇華する永瀬廉さん、3者それぞれの役割が素晴らしかったです。
欲を言えばもう少しだけ、清義と美鈴の過去の掘り下げがあっても良かったのかもしれませんが、あえてそうしないことで想像する余白を残したのかもしれません。
最後のシーンはバッドエンドかもしれないのですが、個人的には彼らにとって最善のラストだったのかもと思いました。
胸に響く本格ミステリー
原作未読です。
主演の俳優、女優さんが良いし、脇役キャストもベテラン陣が固めてたので良さそうだなと鑑賞。
予告でも期待高まっていましたが、本編は本当にノンストップトライアングルミステリーでしたね。
中盤からの謎が謎をよんでいく辺りから目が離せない。最後にちゃんと前半の伏線を回収していく様は爽快で、複雑すぎて分からない、といった事が起きにくい。ミステリー慣れしてない人にも見やすかったと思います(自分がそう)
一緒に行った10代娘も観やすかった様で面白かったとの事。また観れるとまで言ってました。
杉咲花さんは圧巻。。凄いの一言!
それを受ける静の永瀬廉さん、感情を大きく動かす人物像ではないからこそ、目の一つ一つの動きや微妙な表情の演技が、清義にピッタリでした。
朝ドラの時もでしたが、繊細な演技が光る方ですよね。アイドルを消してたのがすごい。
北村匠海さんも全てを知る馨のミステリアスさが光っていて、不良役から年下男子役から何の役目でもこなしてしまうので、流石だなぁといったところ。この3人が今共演してくれたことに感謝。
冤罪、無罪について。正義とは何か…
考えさせられる深いテーマ。
観て良かったです。面白かった!
3人が貫いた正義に考えさせられる作品
モノクロの駅のホームでのシーンからスタートするが原作を読んでいない限りいつのなんの場面なのかいまいち分からない。
無辜の説明のナレーションでぐんっと法廷遊戯の世界へ進んでいく感じがした。
映画の世界観に一瞬で惹き込まれる無辜ゲームのシーンは舞台が洞窟ということもあり不気味さと異様な空気感があった。
暴かれる清義の過去と開かれる無辜ゲーム。
そこで真相を明らかにしていく清義に弁護士の素質を感じ、新たな謎もうまれる。
この物語は久我清義、織本美鈴、結城薫と言うロースクール同級生の3人がそれぞれの過去を抱えながら自らの正義に気付いたり、それを貫こうとする物語だが、現実はそう簡単に思い通りに正義は貫けないことを痛感させられる視聴者にも委ねられている映画。
主役3人のそれぞれの役の性質をしっかり理解した上で細やかに時に大胆に描かれている演技が素晴らしかった。
決してハッピーエンドではない。
誰の目線で見ても確実に救われた人物は見当たらない。
重くのしかかる作品のラストシーンがテラスでのシーンであったこと、エンドロールに流れる主題歌の儚くも強く優しい曲がどこか救ってくれた印象を感じた。
主人公の3人それぞれの目線で見るとまた違った感情が湧き上がり、苦しさ、絶望感、面白さなど見終えた後の心持ちもかなり違う。
ぜひそれぞれの目線でも楽しんでみてほしい作品。
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