劇場公開日 2023年11月10日

法廷遊戯のレビュー・感想・評価

全677件中、401~420件目を表示

4.0「フーダニット」より「ホワイダニット」

2023年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

原作者の『五十嵐律人』は現役の弁護士と聞く。

本作での描写がどの程度、彼の体験を反映したものかは分からない。
とは言え、ある程度はそれを踏まえたものになってはいるのだろう。

そう勘案したときに、
冒頭に展開される二つの「無辜ゲーム」についてのエピソードには
唖然とさせられ、情けなさが満ち溢れる。

法曹を目指す若者たちは、本当にこんなに低レベルなのか、と。

第一のゲームについては、
たいした証拠も無しに思い込みだけで被疑者を槍玉に挙げる。

第二のゲームについては、
前段として主人公の過去が知られることで同期の学生たちからバッシングを受ける。

前者であれば真相をミスリードするあってはならぬ行為だし、
後者に至っては罪を問われなかった者を差別するのはあり得ないこと、
ましてやこれから法の世界を目指そうとするのであれば猶更。

のちにふれられる、起訴された際の有罪率の高さも合わせ、
日本の法曹に切り込む、鋭いまなざしではある。

起きた殺人事件の犯人は、最初から明白で特に迷う点は無し。

しかし、その動機や理由が明らかになるに連れ、
事件が起きた背景は異なる側面を見せ始める。

同じロースクールに通う
『久我(永瀬廉)』『織本(杉咲花)』『結城(北村匠海)』の三人を繋げた
複数の悲しい過去の出来事は、
いずれもが日本に蔓延る闇であり、
先にも挙げた法制度上の間隙によるもの。

謎解きよりも、寧ろそこに焦点をあてた作品と思われ。

広告のキヤッチには二転三転とあり、
幾つかの評には四転五転ともあるが
その表現はどうにも当たらず。

薄皮が剥けるように過去が明らかになるに連れ
見えてくる真実との言が的を得ているよう。

主演の『永瀬廉』の表情が
どうにも自信無さげで頼りないことこの上ないのは残念。

自分だったら、こうした人には
依頼したくないと思ってしまうほどの。

そして裁判後の彼の身の振り方の選択にも、
がえんぜられないものがある。

責任の取り方はさまざま。
今後は同じ境遇の多くを救うのも路の一つと思えるのだが。

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ジュン一

5.0息がつけない怒涛の展開と俳優の気迫

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

原作を知っていたので、ドキドキしないんじゃないかと思っていました。でも、あまりの俳優たちの気迫に気付けば飲み込まれ、息をつくのを忘れてしまうほど緊張してしまいました。
永瀬廉さん、杉咲花さん、北村匠海さん、3人ともそれぞれの役柄を完璧に演じ切っていたと思います。セイギの正義感、美鈴の(狂気なまでの)愛、そして薫の怒り。3人とも不遇と言えばそれまでですが、誰しもが経験してもおかしくないようなことばかりで、近いからこそ観ていて苦しかったです。
余白を楽しめる描き方なので、私はこのラストに希望を見出したいと思いました。

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みゃお

4.0予想外の展開に驚き!

2023年11月12日
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悲しい

知的

難しい

面倒な法廷劇を想像していたのに予想外の展開に頭の中はキャパオーバー!
ミステリーがミステリーを生んでところが面白かった…
⬇️
⬇️
⬇️
それにしても杉咲花ちゃんの奇怪笑みが猟奇的で怖かったです。

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倭

5.0法廷遊戯

2023年11月12日
スマートフォンから投稿

其々が、真っ直ぐに信じるが故に迎える結末の重さに観終わった後の余韻が凄い。
苦しいけれど何処か清々しさが残るのは演じる役者さんが持つ清らかさも加わっている様に感じました。何度も観て自分なりの答え合わせをするのも良いかなと思える映画でした。

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たかちゃん

4.0真実は藪の中

2023年11月12日
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正に法廷を利用し冤罪を晴らすために、
ゲーム場の様に司法関係者自身の過去の犯罪と現在の犯行で展開された愛憎劇。

次々と後から後から犯意とその事実が映し出され、
それでは正道は?
クリステーの、そして誰も居なくなった、
ではないか。

不利なことを証言しなくてもいい日本の法廷では、

正義がないことは自明であることを、
結城君こと意地悪な五十嵐弁護士に言いたくなる。

とっても面白いが三人三様の欲が見えたとき、
クワハラクワバラです。

真犯人は1番得をした人かも⁈

( ^ω^ )

第62回メフィスト賞を受賞した作家・弁護士の五十嵐律人による法廷ミステリー小説を、アイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉主演で映画化。

弁護士を目指してロースクールに通うセイギこと久我清義(きよよし)と、同じ学校で法律を学ぶ幼なじみの織本美鈴、2人の同級生でロースクールの学生たちが行う「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判を司る天才・結城馨は、共に勉強漬けの毎日を送っていた。無事に司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとに、ある時、馨から無辜ゲームをやろうという誘いがくる。しかし、呼び出された場所へ行くとそこには血の付いたナイフをもった美鈴と、すでに息絶えた馨の姿があった。この事件をきっかけに、3人をめぐる過去と真実が浮かびあがっていき、事態は二転三転していく。

主人公セイギを永瀬、美鈴を杉咲花、馨を北村匠海が演じ、ロースクールの教授・奈倉哲役で柄本明、セイギの過去を知る弁護士・釘宮昌治役で生瀬勝久、警察官である馨の父・悟役で筒井道隆、物語の鍵を握る何でも屋・沼田大悟役で大森南朋が共演。「神様のカルテ」の深川栄洋監督がメガホンをとり、「総理の夫」の松田沙也が脚本を手がけた。

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カール@山口三

4.0ひたすらに難しい内容かと思いきや

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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いーだたろう

4.5面白かった

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

決して幸せな話ではないけど、苦しくてとても考えさせられる内容だった。永瀬廉くん、杉咲花さん、北村匠海くんの演技は素晴らしく、引き込まれ感情を揺さぶられました。
視点を変えて何度も観たい映画です。

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mocha

5.0夢中で観れた

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

久しぶりに何度も観たいと思えた映画に出逢えた。
3人の演技に引き込まれ、途中からは時間の経過さえ忘れて見入ってました。
エンディングの愛し生きることが見事に一体化していました。
これはほんとにいい作品です。

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おまき

0.5令和版白夜行的な

2023年11月12日
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と言われると原作者はイヤなんかな。

レン君の顔面は尊すぎて癒されました。

それだけの映画かな。

とりあえずステマがエグすぎるのでバランスとって気持ち低めに。

ホントは2くらいならあげても。

原作から無理矢理端折られた人物やエピソードは秀逸なので、ドラマの方が向いていたのでは。

Netflixとかで完全映像化してくれないかな。

WOWOW向きかもしらんけど。

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ヒビノミライ

1.5やっぱりステマか

2023年11月12日
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異常に点が高いからおかしいなと思ったけど、やっぱりステマだったわ。
ロースクールのムコゲーム?
なにその下り。分かりづらいし全く繋がらないのにいる?

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ロン

4.03人の幸せを願う映画でした

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

養護施設で出会い幼少期からお互いを守りあって生きてきた清義と美鈴。物悲しい人生でも必死に生きてきた2人に馨との関わりによって過去の出来事が絡み合って進んでいきます。
映画ではあっという間に終わってしまい連続ドラマで時間をかけて見たいと思った内容でした。若者3人とベテランのそれぞれの演技も良かったです。
ラストシーンで3人の関係性と日常が描かれていましたがあれがあったことで3人は救われていたのかなと思います。
白夜行のファンなので好きな方は特におすすめします。

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りり

5.0最後は色々なことを考えて涙が溢れます

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

面白くてあっという間に引き込まれて最後まで一気に進んでいく。皆んなそれぞれに事情があり皆んなそれぞれの正義を貫く。誰が悪いわけでもない。だからこそ胸が苦しい。エンディング曲がそんな気持ちを包んでくれてそこで涙が溢れる。とても考えさせられる物語です。結末を知った上でもう一度見たいと思えた映画でした。

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とれもん

5.03人の演技がすごい

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

3人の演技に引き込まれ正義とは‥と考えさせられる作品でした。
違う目線からもう一度見てみたくて2日間続けて見に行きました。ぜひ多くの人に見ていただきたい作品です。

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とも

5.0一回観るだけでは物足りない

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

キャストさん達の演技はとても素晴らしいのはもちろんですが、観終わった後にとても考えさせられることが多く、また一度観ただけでは消化しきれない部分があり、何度か観てやっと自分なりの考えが着地するのではないかなと思いました。主題歌もとても映画の世界観にあっていて救われる部分が多いと感じる作品でした。また映画館に足を運び観たいなと思います

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shomama

5.0有意義な時間だった!

2023年11月12日
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とてもおもしろい!
鑑賞後の満足感が非常に高い。

それは、
ちょうど良い速さのスタート、
ムダのないシーン、
さまざまな展開、
最後に観客を置いてきぼりにしない着地、
97分なのに濃密な内容
各俳優さんの演技、
など、あらゆる項目において、
素晴らしかったからだと思う!

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黄色人種

5.0スクリーンで観るべき、屈指の名作

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

エンドロールが流れ、劇場の明かりがついてからも、すぐには立つことさえままならなかった。もし「誰が、悪かったのか」と問われたなら、私は誰のことも指させない。

生まれた家や育った環境で、人はいともたやすく人生に詰んでしまうのだという現実が、ただ重くのしかかる。

永瀬廉さんの儚げな佇まい、杉咲花さんの凄みのある芝居、出番は多くはないものの観客に印象を残す北村匠海さんの存在感。何て凄い役者が勢揃いしたものだと、拍手喝采しかない。

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波多野七月

3.0普通に楽しみました

2023年11月12日
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杉咲花、大森南朋、俳優も良かったし、おもしろかった。

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しょうたろう

3人の思い

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

若者たち3人の、愛する人を思う気持ちが、犯罪や悲しみを引き起こす。憎んでも憎みきれない人間の業を感じた。犯罪とは、正義とは。日本の法を考えさせる作品だった。3人の演技も素晴らしく、スリリングな展開に息を呑んだ。見終わった後、なぜだか希望をもてる作品でもあった。リピートして、作品世界を堪能したい。

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たまき

5.0正義とは何なのか

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

人にとっての正義とか何なのか、考えさせられる映画でした。
人それぞれの正義があり、正しいと思ってやっていることも、他の人にしたら正義ではなく、悪だったり…。
しかし総じてこの映画に出てくる主要人物みんなに感情移入してしまいます。
誰が本当のことを言っているのか、最後にそうくるのか!全然目が離せません。
恋愛映画ではありませんが、とても切ない映画です。
でも最後にking&Princeの愛し生きることが流れてくると、救われた気分になり泣きそうになります。というか泣きます。
永瀬廉くんの目の表情の演技にもぜひ注目していただきたいです。本当に場面場面ですごく絶妙な良い表情をするなと思いました。杉咲花さんの演技も圧巻です!北村匠海くんもその役そのものが実写されていて原作を読んでからの映画でも全く違和感ありませんでした。

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いずみ

5.0法廷遊戯

2023年11月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

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音
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