「息が詰まるほどの緊張感と、圧倒的な満足感。」法廷遊戯 まちさんの映画レビュー(感想・評価)
息が詰まるほどの緊張感と、圧倒的な満足感。
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良い意味で、予告動画に裏切られた。始まりからトップスピードで進んでいく物語に、ラストに向けて高まり続ける緊張感、そして息をするのも苦しいほどの迫力あるシーン。あっという間のエンディングで、今までに観た映画の中で1番満足感があった。主演の永瀬廉さんの、儚さもありつつ芯のある青年の演技が物語に良い具合にマッチしていて、とてもよかった。特に接見室での表情が、観ていてとても胸に来るものがあった。また、杉咲花さんの圧倒的な迫力。苦しくもあり、また観たくなるような気持ちにもなり、本当によかった。主軸の御三方だけでなく、ひとりひとりの演技がとてもなめらかで、観ていて心地が良かった。
正義とは何かを考えさせられる、含みを持たせたラスト。観終わった後も余韻を楽しめる、とても良い映画だった。また、King & Princeさんの主題歌が本当に素晴らしかった。2人の美しい歌声と、物語を支えてくれるような歌詞に、心を救われたような気持ちになった。エンディングの、文字に光が当たるような演出も大変良かった。主題歌を含め、音の使い方が面白い映画だなと思った。これは是非、劇場で観て欲しいと勧めたくなる映画だった。
素敵な映画に出会えてよかった。機会を見て、また観に行きます。
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