「それぞれの正義」法廷遊戯 まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれの正義
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ロースクールに通う3人の若者は無辜ゲームという
模擬裁判をきっかけに、本物の被告人、弁護士、被疑者となって行き3人を織り交ぜていくミステリー。
清義、美鈴、馨は過去の事件を法の知識をフル活動利用し駆使して復讐していく。
裁判員制度、検察、弁護士、被告人、被疑者、
冤罪、再審など法廷でのやり取りが臨場感もありつつ分かりやすく感じた。さすがは現役弁護士の
五十嵐律人さん原作。細かく表現してると思う。
美鈴役の杉咲花さんは優しく笑う反面、凶悪化した形相は効果絶大。正に静と動。
大人は分かっているふうで、分かってない。
大人は助けてくれないが印象的。
肩を組ながら階段を登ってたのに、その父親を
階段から落としてしまったのか。
彼らの人生を変えてしまった大人達の責任。
友情と愛情が転げ落ちていくのが悲痛すぎる。
大森南朋さんの役。実際に法廷でも居そう。
いい味出してた。戸塚純貴さんのきれっぷりも良かった。
大切な人を暴力で助けるのでは無く、知識を得た
弁護士で助ける為になったが、最後は逆の立場に。
苦悩と愛情、正義が交差する映画でした。
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