「考える映画」法廷遊戯 サンディアゴさんの映画レビュー(感想・評価)
考える映画
監督もおっしゃってたように、本作は見ている者に考える、想像する余白がある。それを永瀬さん、杉咲さん、北村くんがうまく演じていた。清義は罪を背負いながらも美鈴を守ろうとした。でも馨には外の世界で初めて会ったであろう、信頼できる友愛を感じた。最後、清義は美鈴にも馨にも、中立な決断をしたのかなと感じた。美鈴は無罪になり、馨のおかげで自分の罪に向き合おうとした。それでも生きていくために。
主題歌の永瀬さんの歌声が、中性的な声をしていて、それが中立な感じで美鈴にも馨にも寄り添っていて、清義は覚悟して生きていくという決意のような曲に感じた。
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