「歪んだ日常の延長で起こること。」almost people キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
歪んだ日常の延長で起こること。
4人のきょうだいがそれぞれ喜び・怒り・楽しさ・寂しさが欠けているという設定で、それぞれの生活に入り込んだ作品。
気になっていたので出張先で鑑賞。
4つのオムニバス形式になっていて、それぞれ撮ってる人が違うからテイストも全然違う。
なかでも2つ目は共感できない。というか、特撮もの!?と思いながら見るならそれなりだろう。
人を陥れるアプリ、あやしい宗教団体のような集団、アプリのヒロインが空中に現れる。それで何が伝えたいのがが分からない。最後の苦しんでいるのも何に苦しんでいるのかもよく分からないまま終わった印象だった。
他の3つがそれぞれに主張がはっきりしているし、それぞれの世界観も出ていたので共感できるできないはあるものの、単館映画系ノリで鑑賞できた。
ただ、寂しいからこそ相手を欲するあまりに結婚するという側面もあるのでは、と思うと寂しさが欠如しているから結婚とは違う気がした。
4人の父親はこんなやつなんだー、と分かったのも自分の中の落としどころとなった。
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