「しゃ〜しぃー」逃げきれた夢 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
しゃ〜しぃー
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多分、一番記憶に残った台詞であり、キャッチーな方言なのであろう 北九州弁という、およそ関東圏内には馴染みのないその音源は、九州との隔たりを依り一層際立たせる言い回しである
今作に於ける"50代"の男の無責任且つ拗れた実情をこれ程作品化した内容として、同じ世代として同期するプロットである そう、50代は、本当に責任感がない どんな立場、どんな人生を経たとしてもこの年代には背負うリュックは圧倒的に小さい 今作は資本主義経済に於ける"持つモノ"、"持たざるモノ"を明確に表わし、その重なる部分の居心地の悪さを醜悪に演出して魅せた作劇として秀逸である
公務員、もうすぐ退職金受領の男、そして最早男の存在感の不必要を表わしている家族、そして男の無責任さを如実に暴露する元教え子 50代男のこれまで培ってきた人生の事なかれ主義をここまでテーマにした作品はあっただろうか? あるだろうね(苦笑←50代男の無責任w
結局、どうでもいい自己肯定、勘違い、そして何もベットしない日和見、その醜悪な負の側面を映画のプロットとして演出してみせた制作陣に敬意を表したい
今すぐ、50代は洩れなく、エトランゼとしてウクライナに派遣すべきだし、自分は喜んでいく所存です
この日の本に、50代は不必要だしね・・・
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