「映画の後にナイキのバッシューを買って帰ろう」AIR エア シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の後にナイキのバッシューを買って帰ろう
ナイキのエア・ジョーダン開発秘話のビジネスドラマで、結果はわかっているけど、気持ちがいい作品でした。ダイアー・ストレイツの『ブラザーズ・イン・アームス』の演奏で始まるオープニングからしてご機嫌で、ドラマの舞台になる80年代のヒットナンバーや映画などのポップカルチャーをあちこちに散りばめているのが楽しいし、主人公がビジネスシーンで壁にぶつかる度にナイキ社のポリシーがでてくるのも笑えます。有望なバスケ選手マイケル・ジョーダンとの契約の交渉のカギを握っている母親との駆け引きがなかなか面白いです。最後のプレゼンシーンで、主人公が若きジョーダンに向けたスピーチは感動的だし、その後に母親が追加してきた契約条項はこのスピーチの裏返しであり、スポーツ選手である我が子の未来のためとも思え,ジーンとしました。役者では、マット・デイモンが小太りのビジネスマン役を好演、母親役のビオラ・デイビスのタフ・ネゴシエーター振りも印象に残りました。
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