「軽快な語り口が楽しい映画 こういう映画をたくさん観たい 俳優たちによって活き活きと演じられる魅力的な人々が織り成す人生劇 特にアン・ハサウェイ、ピーター・ディンクレイジ、マリサ・トメイがいい」ブルックリンでオペラを ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
軽快な語り口が楽しい映画 こういう映画をたくさん観たい 俳優たちによって活き活きと演じられる魅力的な人々が織り成す人生劇 特にアン・ハサウェイ、ピーター・ディンクレイジ、マリサ・トメイがいい
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軽快な語り口が楽しい映画でした。
こういう映画をたくさん観たい。
個性的な登場人物たちが織り成す、ハッピーな大騒動。
様々な立場の人々が反応し合って、パズルのようにはまっていく展開が面白い。
「スクリューボール・コメディ」というらしいが、笑わせようとするようなコメディでは全くない。
「スクリューボール・ラブストーリー」とでもいいたい。
いや恋愛だけではない、人生模様のようなもの。
そのキャラクターたちが魅力的で、演じる俳優も、特にアン・ハサウェイ、ピーター・ディンクレイジ、マリサ・トメイがいい。
完璧に思える女性が、潔癖症で、修道女になりたかったりする。
今風の家具やキッチンに囲まれたハイソな生活。
しかし、部屋を隅々まで掃除しないと気が済まない。
それがやがて、ミニマルな生活に憧れるようになる。
煩わしい日常の様々な雑多な事柄をすべて捨てて、一つの世界に没頭したい。
その気持ちは、とってもわかる。
身に染みる。
オペラ作家の男は、5年のスランプの最中で、人づきあいがうまくいかない。
偶然知り合った女性は、ストーカーのようだったが、実は理解されにくく実は傷つきやすくつらい過去を経験している。
厳格な父親は、法廷速記者で、趣味は南北戦争の再現劇。
聡明な若い二人の恋は、互いにしっかりした考えを持っていて、自然と応援したくなる。
親に応援されて、駆け落ち同然で結婚式を挙げるのも楽しくてハッピーになれる。
こういう恋を日本映画で観てみたい。
邦画だと、妊娠して親に反対されて悲劇的な展開になる映画ばっかりで嫌になる。
なんと、ブルース・スプリングスティーンが主題歌を書き下ろしたのも凄い。
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