劇場公開日 2023年10月20日

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「【”運命のネックレス。そしてインドの閻魔大王は金ぴかです。”今作は、恋愛ドラマなのだが、コミカルアクション&ダンスが延々と続く閻魔大王VS泥棒の物語なのである。ビックリ!】」ヤマドンガ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”運命のネックレス。そしてインドの閻魔大王は金ぴかです。”今作は、恋愛ドラマなのだが、コミカルアクション&ダンスが延々と続く閻魔大王VS泥棒の物語なのである。ビックリ!】

2025年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■盗みの仕事をしている泥棒・ラジャ(N・T・R・ラオ・ジュニア)は、悪漢に襲われていた女性・マヒ(プリヤーマニー)を助ける。
 マヒは幼い頃に両親を亡くし、本来はお金持ちなのだが、ラームプラザード一家に騙され、召使の様な生活をしていた。一方、ラジャは依頼主が報酬を支払う直前に死亡したので、閻魔大王を恨んで悪態をつくと、そのまま地獄に堕ち閻魔大王の椅子をまんまと手に入れるのであった。
 そして、ナントラジャとハヒは小さい頃、恋仲であったのである。

◆感想

・今作は、S・S・ラージャマウリ監督の可なり初期作品である。インド映画鑑賞5年位の人だと、S・S・ラージャマウリ監督と言えば「RRR」だろうが、私にとっては「バーフバリ」シリーズの監督であり、インド映画の面白さに開眼させてくれた監督なのである。あ、もちろん「RRR」も好きだよ。

・今作は、ラジャとマヒの恋愛映画なのだろうが、2時間近く閻魔大王とラジャとの面白い駆け引きが金ぴかの地獄で繰り広げられるのである。ビックリ!
 んでもって見る前に「ヤマドンナ」って何だ!”やあ、マドンナ!”かと思ったら、”閻魔盗賊”と言う意味だった・・。

■インド映画と言えば、コロナ禍前までは年間1000本!製作されていたそうであるが、ご存じの通りインドは多言語国であり、映画もヒンディー語、タミル語、テルグ語という三大言語を軸に作られており、スターもそれぞれの言語に居るから、そりゃあ製作本数は多くなるよね。
 で、インドに出張で良く行っていた頃には、突然始まる踊りのシーンになると(今作でも多数あり。)、映画館の観客は一緒に踊るのである。(今は知らない。)
 最初の頃に観た、スーパースター、ラジニカーントの「ロボット」を観た時にはビックリしたモノである。イキナリ、画面転換して踊りだすんだもん。因みに、インド映画のスターは冠が付く人が多いんだよね。

<今作は、S・S・ラージャマウリ監督の可なり初期作品という事もあり、結構ストーリー展開は粗いのだが、お決まりのエキゾチック美人は出て来るし(閻魔大王がエキゾチック美人で登場する。)、踊りはバッチリだし、面白いのである。
 故に、3時間でも全然長く感じないのである。>

NOBU
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