「帰りラーメン食べちゃうよね。」僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
帰りラーメン食べちゃうよね。
このタイトルが全てです。過疎化が進む町のお風呂と埋蔵金とラーメンの話です。富山県の海沿いの町が舞台。いつもつるんでいる高3男子3人組。卒業したら自分は何者になるのか。やってみなければ分からないと言いながら、今日もやれない理由を探している。悩み多き青春の分岐点。
高校生が主人公ながら学校のシーンはなく、彼らを中心にそれぞれの家族や、すれ違う人々との交流が描かれます。そんな中持ち上がった怪しいリゾート開発の事業計画。未来に何を残すのか。小さな希望が3人の手によって埋められてゆく。
笑って、何度もジーンとしました。3人の初々しい演技もとても良かった。それにしても祭りって楽しいはずなのにどこか切なくてめちゃめちゃ哀愁を感じるのはなぜなんだろうか。特に祭りの夜のシーンはそれだけで涙がでた。
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