「個々配慮のない部分は多いかな…。ちょっとこれは…。」僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
個々配慮のない部分は多いかな…。ちょっとこれは…。
今年190本目(合計841本目/今月(2023年6月度)15本目)。
もっともこの映画は射水市をテーマにしたいわゆる「地元応援枠」的な映画であり、あまり突っ込みを入れることも野暮だと思うのですが、一方で射水市ほか公共団体も応援している扱いなので、ある程度そこは配慮してみたものです。
内容の趣旨としては、射水市の過疎化を救う3人の高校生を描いた映画、ということになると思います。これに付随して、温泉やお祭りなどの射水市の文化についても出ます(射水市も協力しているのか、かなり正確に描かれています)。
ローカル映画は時々放映され、それはコロナ事情がある程度落ち着いたとはいえ、リアルでお金もかかるので、こうした映画を見る方もいると思います(そして、大阪市から富山市には簡単にはいけない)。そのような方を考えると「やや描写不足か…」と思える点も結構あります。
なお、ストーリーとしては上記の通り…というか、この映画、ストーリーが「長すぎて」いろいろ書いてあるのですが、それらが「全部」で出てくる(埋蔵金のみ少し多く出てくる程度)という、「ストーリーは存在するが、事実上の地元応援枠(行政も一部かんでいる?)」という趣旨の「映画なのか映画でないのか微妙な」映画ではあります(まぁ、「映画」には分類されると思いますが)。
かなり気になった点もあるので、さっそく採点いきましょう。
3.5を四捨五入などなく3.5にしたものです。
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(減点1.2/埋蔵金のために土地に入ったり掘ったりする行為、ほか、エンディング近くでとられている「とある施策」についても同様)
・ これらは当然、土地所有者の許可を得ているというのが大前提になることは言うまでもありません(いわゆる田舎だからといって、勝手に勝手の土地に入って掘っていると、大変なことになります)。
この点に関しては、行政も応援枠として入っている以上、最低限の説明は(行政のほうから)欲しかったです)。
(減点0.2/(借金について)「保証人だから」の部分)
・ ここは「連帯保証人だから」が正しいはずです(単純な保証人は検索の抗弁権ほかを持ちますので、いきなり取り立てにきても、一応追い払うことができる)。
(減点0.1/発言が聞き取りづらい点がある) 富山弁?(射水市方言?)が全般的に聞き取りづらく、「Yesの回答かNoの回答か」すら読み取れないところがあるのがちょっとまずいかな…とおもえました(かなり癖の強い方言のほうで、大阪/富山と「比較的近い」にもかかわらず、ほぼほぼ聞き取れないほうです)。