劇場公開日 2023年6月16日

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ビデオドローム 4K ディレクターズカット版のレビュー・感想・評価

全26件中、21~26件目を表示

5.0ガチでR18なので要注意。それにしてもテーマは何なのかいろいろありそう…。

2023年6月19日
PCから投稿

今年202本目(合計853本目/今月(2023年6月度)27本目)。

今は本当に懐かしくなって、そもそも日本ではテレビの受信制度の考え方からおよそ存在しないテレビと、そのテレビにくっついてくる「ビデオテープ」にまつわるホラーもの。
ホラーものといってもR18ですので全般的にきつく、また「アダルトシーン」なども随所に見られます(ただ個々個々にはR15くらいで、数え役満的にR18になったといえそうなタイプ)。

結局のところ日本にしろアメリカにしろ、今、ビデオ(カセットテープ)が普通に流通している国がどれだけあるか怪しいし、この映画のそのカセットテープの考え方は、上記で述べたように「現在の」日本ではよほど特殊な機材を買いそろえないとそもそも見ることができない(もろもろの再生機は生産終了になっている模様)のため、「物理的に」記憶媒体として存在してた当時、まだテレビ文化が決して当たり前でもない一方で、テレビ「くらいしか」娯楽がなかったのだろうと思われるその当時の、カセットテープにまつわるホラーもの(一部アダルトもの)というところです。

確かに他の方も書かれている通り、趣旨がはっきりしないというのは言えるのですよね…。脳腫瘍がどうこうという話は出るので、「あまりにもテレビを見ると脳腫瘍になる」と当時は信じられていたのか(科学的根拠はないが、「一応」理解は可能)、あるいは陰謀論の話までしてくるので(映画の字幕も結構わかりにくいというか、出てくる人がほぼほぼ発言の脈略がすごく、何か「やってるんじゃないか」レベル)、その「テレビを見すぎると陰謀に巻き込まれる」ということを述べたいのか、そもそもテレビ(ビデオ)に肯定的なのか否定的なのかもはっきりしないという妙な作品です。

ただ、「少年と犬」(2024年の第四次世界大戦後を描いた作品)がそうであるように、当時は映画で描かれている、今だと「あるわけがないでしょ」みたいなことが大真面目に信じられていたのだろうとは思えるし、この映画は当時のそうした思想背景の理解(今とは異なる文化の理解)が背景にあるのだろう、ということも踏まえて、「ややわかりにくい点はあるが、それは映画の趣旨上当然に起こりうる」点も考慮して減点なしにしています。

なお、R18といってもアダルトネタ、グロネタと結構あれこれ来ますので(その「種類」の多さも結構やばそう…)、一応飲食物などの持ち込みは注意です(90分ほどの作品なので何も持ち込まないのが正解?)。

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yukispica

4.5示唆的

2023年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

公開時に観ただけでなく、その後もVHS「ビデオカセット」(!)で何度も観返した作品だけど、おそらく30年くらいぶりに観てストーリーは全然覚えていないことが発覚…印象的なVFXシーンはもちろん覚えているけれども。
しかしあらためて観るとめちゃくちゃ示唆的な作品だったんだな…
一人一台のテレビ、国が「ソフトになりすぎた」と言いプロパガンダのために刺激的なビデオでメディアを支配しようとする。拷問と殺人を配信できるメディア、対抗するのもまたプロパガンダだったり…
これ現代じゃね?予言なの?ってくらい今の課題。当時はこれほどまでの状況となるとは考えられなかったけど、言うてるとおりやん。クローネンバーグ、スゴいな。
あと4Kレストア版だけあって、過去イチのキレイさだと思われ。ストーリー全部覚えてる人も必見。

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ぱんちょ

3.5モノローグの世界の妄執

2023年6月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

メディアの暴力性・依存性を描いたという意味ではますます現代的今日的と言えるのだろうが、性や暴力への欲望をどう飼いならすか、という意味では普遍的なテーマでもあると思った。

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ouosou

4.5サムライドリーム

2023年6月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

終始、意味不明(家帰って町山さんの著書「ブレードランナーの未来世紀」を読んでもよくわからん)

ハリウッド界一の巨○ジェームズ・ウッズとブロンディのデボラ・ハリーの共演!(デボラ・ハリー、うちの母親とあまり年変わらん)

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うんこたれぞう

4.0観たい度△鑑賞後の満足度◎ 大変面白かった。でも何より面白かったのはテレビがPC画面にビデオがスマホに変わっただけでそれ以外は40年間何も変わっていない事。技術は進歩するけど人間は進化しない?

2023年6月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①若い頃はゾンビ物やグロい物は避けて観ないで来たけれども、もうこの歳になると恐いものもキモいものもグロいものもエグいものも何でも来い、になるので折角劇場公開されるし、お勉強までに観たれ、と観たらこれがとても面白かった。
②「VIDEODROME 」の正体というか目的が分かってからの展開がやや粗いのが残念だが、ビデオの映像を観ると脳内に腫瘍が出来て幻覚を観るとか(そいつに操られるとか)(此方の方が製作年が早いからもしかして『リング』の元ネタ?)、人間ビデオ(ビデオを挿入された人間はビデオの内容に操られる)とか、とにかくアイデアが面白く、またそれを当時の特撮技術を尽くして映像化しようとする姿勢が宜しい。
③エロい・グロい・残酷・自傷等日常に刺激をもたらすものをメディアに求める現代社会の病理が背景にあるので、単なるグロい空想映画では終わっていない。
④デボラ・ハリー若い!

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もーさん

4.0NETDROMEはどうなる

2023年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

ビデオが物として存在してた時代の映画。映画やテレビと違ってビデオは所有出来た。
レコードもそうだが所有してる証が有る。ちょっと懐かしい。
ストリーミング時代にはこの映画は出来ない。というかこの感覚は説明しにくいし理解できる人は減ってゆく一方だろう。
グロい場面も作り物感が有って不安を抱かせない。アート。

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HigeKobo