「あっという間でした」おまえの罪を自白しろ saさんの映画レビュー(感想・評価)
あっという間でした
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テンポよく話が進むのであっという間で見応えはありました。ただ、最初は登場人物がどの役職で、誰と誰が対立しているのか、誰がどちら側なのか、などが少々分かりにくかったかもしれません。
主演の中島健人さんは好演でした。晄司の真っ直ぐなようで実は強かなところが、中島さん本人と通じるところがあると感じ、この役のオファーに納得でした。堤真一さんはもちろん、周りの重鎮たちも錚々たる顔ぶれで驚きました。個人的には池田エライザさんがとてもよかったです。議員の娘として、周りに気を遣いながら、愛想笑いをしながら、控え目に大人しく生きてきたんだなというのがとてもよく伝わりました。いい意味で地味で身近に感じられました。
堤真一さん演じる清治郎が悪のように描かれていますが、実はそうではないと思います。側近が「裏の仕事を引き受けるようになったが決して私腹を肥やすことはない」と話していたり、最後、犯人の話を聞いて心を痛めていましたし。
正直、現実の政治家はもっと闇深く派閥争いと忖度にまみれて、一市民の生活や命がどうなろうと心を痛めないと思います。。
あと、清治郎は長男にももう少し期待してあげてほしいです。笑
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