「キャステイングが残念」アナログ 映画.ffffさんの映画レビュー(感想・評価)
キャステイングが残念
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ストーリーは感動的でとても良いお話でしたが、キャスティングと脚本がイマイチでした。
まず、キャスティングですが、波瑠さんについてはとても上品な感じが出ていて本作の雰囲気に合っていたと思います。
ただ、残念ながら相手役の二宮さんについてはミスキャストだと思いました。まず、話し方、歩き方、食べ方など様々な所作がとても下品で、あれだけ繊細で丁寧な設計の仕事をしている人物像と合ってなかったです。また、そういったところも含め、波瑠さんとの釣り合いも取れておらず、応援したくなるようなお似合いのカップルには見えませんでした。
それから、二宮さんの友人二人についても、場を和ませる役も兼ねての配役なのでしょうが、取って付けたような場面が多く、ストーリーに馴染んでいるようには思えませんでした。
脚本についても、終盤は良かったですが、序盤の二人が出会うところから中盤にかけては各エピソードに魅力がなく、笑わせにきているところも面白くなく、正直言ってつまらなかったです。
という訳で、せっかくの感動的な物語もあまり感動できませんでした。もちろんラストは感動的でしたが、ラストさえ良ければいいというものではありませんし、全体的にはイマイチでした。
追記〉
婚約指輪を友人達と買いに行こうなんて思う人もいるんですね。私には全く無い感覚だったので、ちょっと引いてしまいました。あそこはやはり、こだわりのあるデザイナーとして、音符をモチーフにした指輪を自分でデザインするとか、そうでなければ、せめて一人で買いに行って悩んで店員に相談するとか、王道の展開の方が良かったのではと思いました。
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