「スマホなんか捨てて、私もカフェに通おうかなー。」アナログ こけさんの映画レビュー(感想・評価)
スマホなんか捨てて、私もカフェに通おうかなー。
主人公は手作りや手書きにこだわるアナログなデザイナー、ヒロインは携帯をもたないアナログな人間。そんな2人が織りなす純愛に満ちた儚くも清い恋愛物語。恋愛ものにしてはくどくなく起承転結、非常に分かりやすく物語が進んでいき、恋に落ちてから、段階的にステップを踏んでいく2人の初々しさや恋における本質的な部分、ヒロインが困難に見舞われ、選択を迫られる主人公、お涙頂戴ものと言うとあまり響きは良くない感じがするが、実際鑑賞して私も涙なしには観ることが出来なかった。
今や電子機器が普及し、通信手段として呼吸をするようにしてスマートフォンで連絡を取り合う我々であるが、今回の作品の様なアナログな恋というのはどこか羨ましい部分があり、今、この世で生きる限りでは味わえないのだろうと言うのが私自身非常に残念に感じた。
主人公を取り巻く、うざったくも肝心な場面で頼りがいのある親友、仕事面では信頼のおける環境や仲間、つくづく人や環境の大切さを感じる事が出来た。
2人の恋物語を鑑賞して、愛いなーっこの野郎!とニヤニヤしたり、もっと踏み込めよ!という主人公へのじれったさを感じたり、親友のおちゃらけでクスッとしたり、主観的に観れる場面もあれば、どこか毎日という日常を通して徐々に2人が恋人同士になっていく過程を俯瞰的に観る事の出来る場面があったり、恋愛物語として非常に完成された作品なのではと感じた。
一人の俳優としての「二宮和也」がまた一段と好きになった。
こちらこそありがとうございます。
この作品は恋愛物語にしては非常に見やすく、素晴らしかったです。
推察に関しましては貴殿の仰る通りであると思います。
では、またどこかの機会で。
共感ありがとうございます
仰る通り、私も、恋愛映画として完成度が高く、二人の恋愛過程を丁寧に描いた作品だと思いました。
二人を取り巻く人達もしっかり描いていました。
本作は、恋する二人をメインにした人間を描きたいので、
みゆきは携帯電話を持っていない、デートは週一回という設定にしたと推察します。
では、また共感作で。
ー以上ー