「空きっ腹に血」ダークグラス ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
空きっ腹に血
特に事前情報は入れずに鑑賞しましたが、結構好きな作品でした。
娼婦のディアナ客の男性の匂いを指摘したことによって、その客が超暴走でストーカー殺人を起こしていく物語です。煽り運転を食らって事故り、失明してしまい、事故で亡くなってしまった一家の子供のチン結果的に引き受けて…みたいな感じでポンポンと物語は進んでいきます。
出血量はそこそこで、最初の首切りでドロッドロ血が出ますし、ポンコツ刑事たちの1人は車にポコっとぶつかっただけで顔は血まみれで死にますし、もう1人は半ドアを顔面に食らったあとナイフで思いっきり刺されるという対応力の無さに笑いました。
ストーカー男の執念は凄いもので、とにかくどこまでも追いかけて来る気持ち悪さは抜群です。そこまでの道中でディアナと関わる人物は見事に全員殺していくのもナイスです。殺されたカウンセラーは可哀想でしたが。
盲導犬のはずなのに、殺傷能力抜群のワンコなので、ストーカー男の顔面をめちゃくちゃに引きちぎる映像が長いこと展開されます。やめて〜って言ってるのに言う事を全く聞かないのは相当ヤバいのでは?と思いつつ、そのやり過ぎな感じにまた笑いを誘われました。遺体を見た警察が同情するくらいなので、よっぽどです。
終わり方は無事にチンを香港のいとこに引き渡して…みたいな感じで終わります。いとこもうちょっと待ったれよと思うくらい早足で連れていきますが、ディアナも幸せなお別れなので、丸く収まったから良いかなと思いました。
音楽も良いですし、テンポも悪くないですし、楽しめました。映像が暗過ぎて見づらいのが難点ですが、グロ耐性が余裕である人はキャッキャして楽しめるかもしれません。水蛇は一体何だったのか…。
鑑賞日 4/11
鑑賞時間 18:20〜19:50
座席 F-7