劇場公開日 2024年10月11日

  • 予告編を見る

ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価

全738件中、41~60件目を表示

4.0ホアキンかっこええー

2024年11月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

賛否ある歌に関しては、私は意外と気にならず、物語の中にも自然に入っていたなと感じた。
むしろそれによって明確な二面性を表しているようでわかりやすかった。(確かに後半ワンシーンなくても…とは思ったとこもあるけど)

見ていて、誰に対しても何が本当なのか常に不安で、結局ハラハラさせられてた気がする。

とにかく、ホアキンがかっこええ。
何してもその役として様になる。
溢れるプロフェッショナルオーラ。
ホアキン観れただけでも価値あり。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ロックウッド

4.5期待通りではなかったとしても刺したら駄目

2024年11月13日
iPhoneアプリから投稿

アーサーが看守たちからリンチされる場面を観て、この後堪忍袋の尾が切れたアーサーがジョーカーとなって胸糞悪い野郎どもに制裁を加えていく…
そんな前作と同じような展開を予期していたら、予想とは全く違うものを観せられ、度肝抜かれた。
ここら辺がこの映画が酷評されている原因だとは思うが、個人的にそこが凄いと思った。

感想を書いていたら未だかつてないほどの長文になり、途中で面倒になって放置、そしたら1ヶ月経ってしまったので、言いたいことを1つだけ書いて終了。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
おきらく

2.5前回が良すぎたんだよね😅

2024年11月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アニメから始まり何となくディズニー映画?とどんどん心配になり2人が歌を歌い始めてラ・ラ・ランドの暗い感じ?これミュージカル?どうしたんだ?と不安になりレディ・ガガの歌は上手だけど必要なのか?と?マークが兎に角頭に沢山浮かんだ映画でした。
しかしラストのホアンキン フェニックス
の演技は引き込まれました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ひまわり

1.0本作に絶望した貴方、実は監督の思い通りかも

2024年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
真中合歓

4.0ジョーカーとは

2024年11月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

遅ればせながら観てきました。

鑑賞する前に目に入るレビューでは賛否両論で、評価が分かれていました。
観た後に言うならば、確かに今作はほぼミュージカル映画。
ミュージカルを現実と虚構を分ける明確な境界とすれば、個人的に違和感はありませんでした。
レディガガを起用したからミュージカルなのか、ミュージカルだからレディガガを起用したのか。

鑑賞終わった後良く理解出来ていなく、モヤモヤしていたので調べてみると、ラストシーンの意味を知り全てが腑に落ちました。

どんな事をしても自分はみんなの期待するジョーカーにはなれないと罪を受け入れる。
6人に対する殺人は全てはジョーカーではなくアーサー・フレックが行った事だと。
しかし、リーさえいてくれればと思いリーのもとへ向かうが、そのリーが愛するのはアーサーではなくジョーカーだった。
リーに受け入れられなかったアーサーは絶望し、施設に戻され最後を遂げる。
しかし、ジョーカーはアーサーだけではなく、貧富の差が拡がり社会から疎外され続けている人達がいる限り、ジョーカーは存在し続ける。
アーサーの死は新たなジョーカーの誕生なのだろう、と。

個人的に理解したうえでもう一度観てみたいと思う。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
たく

3.5そら平均評価3.3くらいになるわなって内容でした。

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
Octopus(あまりコメント返せません(*_ _))

1.0最悪

2024年11月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

いろいろな解釈をされて何とか良い評価を書かれている方々が多いことに驚いてますが、観てきたものとしては、良い評価をどう考えてもできない「駄作」でしかないと思いました。ストレートに申し上げてつまらなすぎ。ただそれだけです。

バットマンシリーズから切り離してアーサー個人の云々、、、みたいな話は言い訳にしか聞こえませんね。
だってジョーカーはバットマンに登場するキャラクターですので、あまりにかけ離れすぎると何の話かわからなくなってしまいます。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
みく

4.5最高の続編

2024年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
nao

1.5ミュージカル映画ですね。

2024年11月9日
Androidアプリから投稿

自分には無理でした。ミュージカルと最初から知ってれば···。内容は悪くないと思いますが、あれだけ歌を連発されると次はいつ歌い出すのかと気になって···。レンタルのタイミングでもう一度観てみようとは思いますが、自分の評価は変わらないと面白います。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
池田輝政

1.5ここ数年でワースト

2024年11月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

テンポが劣悪。これに尽きる。
ジョーカー予備軍やアメコミオタへのアンチテーゼ的な内容が
ウケが悪いとかそんな大層なものじゃない。
ただただくどいミュージカル要素が没入感を
阻害しているだけ。

前作はアーサーの感情が痛い程に伝わってきたから
共感にしろ嫌悪にしろこちらに響くものがあり
それが評価につながっていたと思うのだが
今作はそれをミュージカルが悉く冷まして来る。

断っておくが自分は別にミュージカル映画は
むしろ好きな方だし、ミュージカルそのものや演出、
演者の演技等は引き込まれる所も多い。
だが一本の映画としてみればとにかくタルい。

まあストーリーラインそのものも
蛇足な続編といった感じであまり良い評価では無い。
それをさらに歌で台無しにしている感じだ。

上映中にこんなに時計を見た映画は今までに無い。
歌が始まるたびに「あと何分で終わるんだ」と
まるで苦行そのものだった。
この監督の作品は二度と見たくない。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
くますけ

5.0期待外れと言うには心動かされすぎる20年後の名作

2024年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
みっち

4.0オレ、アーサーと一緒に夢を見てたんだ

2024年11月8日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
Peinyo

3.5このジョーカーは、あのジョーカー?

2024年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

直前に前作のリバイバル上映を見てから、新作を見ました。前作を見ておくのは、必須ですね。
バットマンの敵のジョーカーは、バットマンを振り回し、笑気ガスを使ったり、場合によってはおちょくって、騒ぎを起こす印象。この映画のジョーカーは、周囲に振り回されて、酷い目に遭ったり、逆に祭り上げられたり。ようやく愛せる相手ができたのに、その相手も彼の本質ではない一面にしか興味がないという悲劇。
この2作だけを他のバットマンとは別系列として、この2作におけるジョーカーというキャラの人生を見れば、非常に興味深いストーリー。周囲の影響を受けて、自分の思う通りにならないフラストレーションを抱えている人は多いでしょうが、それが原因で爆発しても、挽回はできないということを示しているようにも思います。
ミュージカル仕立ての部分は、アーサーが現実逃避しているということなんだと思って見ていました。昔のスタンダードナンバーが多く使われていることに関しては、そういう曲を観客が知っていることが前提になっている感じがしました。それらの曲の一般的なイメージが各シーンに関係しているような。
前作では、ブルース・ウェインはまだ小学高学年ぐらい。本作のラストで、ジョーカーがどうなったのかを明確にはしていませんが、ここで息絶えてしまっていると、バットマンの敵にはなれないですね。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
豊島区のはずれ

4.5出自不明

2024年11月6日
iPhoneアプリから投稿

めちゃくちゃよかった、確かにミュージカルだし「ダンサーインザダーク」がうっすら頭をよぎったけど、ひたすらに良かった。
「前作より規模を拡大させたクライムアクションサスペンス!」だったらホアキン・フェニックスは出演しなかったんじゃないかな。この内容でこそトッド・フィリップスもホアキンもガガもやったんじゃなかろうか。
観ながら「やっぱり普通に異常者なんだな、アーサーって」と感じながら鑑賞してたけども、これって凄いんじゃないかと思います。
「誰が見てもサイコパス」じゃなくて「普通に異常」というか、ナチュラルにオカシいと思わせる演技が出来る俳優って今いるんでしょうか。
ガガ扮するリーも得体がしれないのが更に好い。
これで良かった

コメントする (0件)
共感した! 6件)
Mk.plass

3.5いいとこ取りした予告編の印象とはかなり違うけど、これはこれでいい。...

2024年11月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

いいとこ取りした予告編の印象とはかなり違うけど、これはこれでいい。ミュージカルか、そうきたか、と。虚実入り混じって、実は作品全体が主人公の妄想なんではないかとさえ思わせる。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ghostdog_tbs

1.0タイトルをアーサーにすればしっくりくる

2024年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ハッキリ言って続編は作るべきではなかった。無理矢理こじつけて作った感が否めない。全体的に暗くて精神的にかなりやられる。観るには覚悟が必要。お勧めできない。jokerの物語ではなくアーサー個人の物語。joker1で感動した人はこの作品は無視した方が良い。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ジョーカー

4.0いい曲、いっぱいあるんだな~

2024年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

1作目に増して完全に単館系の作品だなと思いました。
不条理・哀しい・辛いなどの負のオンパレード。
重厚というか、『重っ』。
最初は『重い』感じでそれをの残しつつ、『緊張感』が加わってきて、それら一纏めにして『哀しく』なります。
ジョーカーでこれをやろうとした心意気がスゴイ。
この作品だけでも、わかるっちゃわかりますが、1作目を観たほうがいい作品です。

『ミュージカル調』仕立てみたいな作り方が、冒頭の方ではちょっと違和感のように気にかかっていましたが、監督の作り方の『方向性?』『クセ?』というか『やろうとしてること』が何となく伝わってきて、良い演出だなと思うようになりました。
この作りで映画を作り上げるのは大変だろうと思いました。
『すごいな』と思った。

歌を使うことで理屈ではなく感覚的に登場人物気持ちが伝わって来る感じがしました。
ホアキン・フェニックスやっぱウマすぎ。日本人でやるならなら年齢があれですが、役所広司やなって観てました。

戦争じゃないけど「悲しいけどこれ~」というスレッガー・ロウのセリフがずっと頭を過っていて、観終わって「悲しいけどこれ“THAT'S LIFE”なのよね~」って感じだなと勝手に納得してました。

「歌はいいから話そう」(ウル覚え)的なセリフと、
Close to youと 、
レディ・ガガの自然に歌うますぎ、なのがとても印象に残りました。

評価が低いので観に行くのやめようと思っていたのですが、観に行って良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
93q2q2

3.0ジョーカーと化した「彼」の、その後。

2024年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

賛否の嵐が巻き起こっている「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」。ロッテントマトでとんでもない低スコアを叩き出した事が話題になっている。
私個人としては「賛」寄りだ。勿論言いたい事は沢山あるが、この映画をそれ程嫌いにはなれない。

前作で逮捕され収監された「ジョーカー」ことアーサー・フレック。そんな中での運命的な出会い、そして裁判を描いた物語である。

この映画は前作「ジョーカー」をどういう作品として捉えているかによってかなり評価が変わってくるだろう。
「夢だけが支えの持たざる者、アーサー・フレック」の物語として、あるいは「悪のカリスマ、ジョーカー」の誕生秘話として。恐らくは後者として捉えていた人が「否」寄りなのだろう。どちらが間違っている訳でも無い。そりゃ賛否も分かれようというものだ。

内容に関してだが……物語の殆どがアーサーの獄中と裁判所で展開される為スケールはかなり小さい。ミュージカル調である事がよく叩く材料にされているが、ミュージカルにでもしなければ非常に退屈な作品になっていただろう。選曲・歌唱共にハイレベルではあるのだが、事あるごとに歌い出すので少々のくどさは否めない。
しかしストーリー自体は、前作「ジョーカー」の流れを汲んだ、心を抉られる展開が満載だ。裁判やその後の展開でアーサーが「現実」と向き合う場面などは、実に陰鬱とした展開に胸が締め付けられた。

ホアキン・フェニックスの凄まじい演技は健在。「ボーはおそれている」でかなり増量していたが、そこからまた絞り直したというのだから恐れ入る。その役者魂には感服するばかりである。
ハーレイ・クインを演じたレディー・ガガも良かった。その妖しい存在感はホアキンと並べても全く見劣りしていない。

言いたい事はあるものの映画としては良く出来ていたが、大傑作だった前作には及ばないといった所だ。そして何より、前作の醍醐味であった様々な「考察」に明確な答えを出してしまった事は一部のファンにとってはマイナスポイントだろう。本作の哀しきストーリーの大部分を担ってはいるのだが、あの余白だらけの雰囲気が好きだった方にはお勧めできない。

「アーサー・フレック」の物語の続きが観たい、という方は是非劇場へ。レビューに影響されず、自分で鑑賞して、感じて欲しい。それが人生だ。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
しゅわとろん

4.5「アイコン」はつらいよ。

2024年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

良い映画でした。

前作、そして今作はともに、クリスチャン・ベールの敵役としてのジョーカーの「誕生物語」ではなく、完全な「別作品」として観るべきだと思います。そもそもこの映画には、スーパーカーも秘密基地も出てこないし(超科学的設定ナシ)、っていうかバットマンすら出てこないので、アメコミとは「ねじれの位置」にある作品です。

次いで、巷で言及されている「ミュージカル仕立て」ですが、場面や心情を台詞で表現しようとすると「臭く」なったり「説明的に」なったりしてしまうところ、歌(メロディと歌詞)で表現すればそれらを回避できるし、さらには、より奥行きのある意味を持たせることも出来るので、この手法は「断然アリ!」だと思います。また、選曲も「古き良きアメリカ」をイメージさせるスタンダードナンバーとなっており、『アメリカン・グラフィティ』的な「アイロニカルなズレ」を感じさせます。

で、本題です。

いつの時代においても、民衆は「しるし」を求めがちです。前作『ジョーカー』では、アメコミから出てきて更にパワーアップした「空想上の絶対悪」である「ヒース・レジャー・ジョーカー」とは異なる、「リアル世界の、等身大のジョーカー」が描かれました。そんな前作では「観たかったのはこんなジョーカーじゃない!」という反応も多くあったと聞いています。絶対悪としてアイコン化された「ヒース・レジャー・ジョーカー」との対比において、等身大の「ホアキン・ジョーカー」は「絶対悪のアイコン」たり得なかったわけです。でもそれは、制作者が端から意図したところだと思うので、そこに観客とのズレが生じたのは仕方のないことでしょう。

しかし、ここで更なる捻れが生じます。世の中の弱者全体の悲哀と怨念の「器(うつわ)」として、「ホアキン・ジョーカー」も「アイコン化」してしまうのです。前作『ジョーカー』を観て、劇中の「ピエロ仮面たち」よろしく「不公平で退屈な現状をブッ壊してくれる『リアル・ジョーカー』、『この世のジョーカー』の誕生だ!」と一定数の観客が盛り上がる・・・というこの事象は、監督としては「えっ、そうなります?」だったと思います。「ホアキン・ジョーカー」が製作者の意図を離れた形で再度「アイコン化」してしまったわけです。

「人の世」は、人間の社会は、実のところ、真の善悪とは無縁な「猿芝居」です。でも人間は「善悪の基準」無しには社会を作れませんから、社会を維持する上で障害となるような存在、「善と悪」・「支配と服従」の境界線を曖昧にするような存在は、キチッと排除します(排除されます)。そうしないと社会の「底が抜ける」からです。

また社会は「1人の英雄」「1人のアイコン」により形成され変化するようなものではなく、そのプロセスは本来漸次的です。民衆がアイコンを祭り上げて「新しい世が来る!」と願っても、騒いでも、その波は、たとえ出現したとしても長続きはしません。

そもそも、ほとんどの人間(すべての人間?)は「絶対悪にまで突き抜ける」 なんてことはできないのです(「両面宿儺」もそうでした)。

がしかし、と言うより「だから・・・」なのか、人(ひと)は「しるし」を求めてしまいます。爽快に、痛快に、馬鹿げたこの世を「壊してくれる」ダーク・ヒーローを「アイコン化」します。しかしそれは、どこまでいっても「フィクションのなかでのカタルシス」「束の間のガス抜き」を刹那もたらす存在でしかなく、それを尻目に、真の「人の世」は淡々と日常を再生産していくのです。

前作『ジョーカー』では、しるしを求める民衆と、アーサーという苦悩を抱えた人間とが、「交わりながらズレる」&「ズレながら交わる」様子を描いていたように思います。しかしラストで、「リアルな」「この世の」ジョーカーであるアーサーは「異常で危険な厄介者」として、病院とおぼしき管理された白い空間に閉じ込められてしまいます。社会とは、「近代社会」とは、元来そういうものです。

ここで、前作を観て感じたところを整理すると・・・

「リアルな人の世に、ジョーカーなんていない。そこにはただ、人(ひと)が居るだけ(cf ガビ・ブラウン)」
「個人の抱える苦悩と社会におけるそれへの共感は、往々にして重ならない」
「民意は共感を欠いたまま、時に暴走する」

というところになりますが、その「ズレ」の狭間で、惨めにも社会的に抹殺される…それが、前作『ジョーカー』で描かれた「アーサー・フレックス」という1人の人間の物語だったと思うのです。しかし「抹殺された(抹殺した)」と思っていた「アーサー・ジョーカー」が「アイコン化」したことを受けて、前作において意図していたその視点・構図を再度聴衆に示すことが、本作品で監督が「自身の責任」として引き受け、実行したことなのだと思っています。

というわけで、ホアキン・フェニックス、サイコーでした!レディ・ガガ、サイコーでした!二人ともホントに良く役に「ハマって」いました。

あと驚いたのが、出演者のみんながみんな、歌が上手いこと。ホアキン・フェニックスは歌手ではないのにその歌いっぷりはバッチリ決まっていましたし(本人歌唱ですよね?)、ガガ様におかれては「ハイ、参りました!」でした。あと、拘置所の看守役の方もめちゃくちゃ歌が上手くて、「アメリカン・エンターテイメントの世界は層が厚いなぁ…」などと思いました。

最後に。ラストシーンで登場した「歌の上手いおじさん看守」と「イカれた若い兄ちゃん」は、「グル」だったのでしょうか?だって、看守のおじさん、戻って来ないんだもん・・・。

そう考えると、アーサーの人生は、ある意味「ジョーカー(=道化師)そのもの」だったのかもしれません。まさに「That's Life」・・・といったところでしょうか。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
たけろく

2.5アーサー父となる、のかと思ったが

2024年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

世のインセルのみなさんには言いづらいが、前作ジョーカーにそこまで熱狂も共感もしたわけではない自分にとっては続編公開と聞かされてもあまり心躍らず。結果、なんとなく義務感で観てしまって、本作の世間の酷評ぶりを検証する以前に、話そのものにやはり興味をもてないがために集中力を保てずじまい…。

そんなわけで、刑務所と裁判所の往復ばかりの退屈な展開なんでガガ様ならではの歌唱を加えてミュージカル風味にしたの?という程度の薄い感想しかないけど、看守たちが宣っていた「ワンちゃんもカトリックでしたよね?」とかの意味不明なアメリカンジョークに対抗して、ムショ内でリーの逆夜這いで童貞喪失のアーサー、鼻血ブーとはならなくてよかった、とだけ一言(©︎谷岡ヤスジ、ダジャレです…)。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ジョンスペ