劇場公開日 2024年10月11日

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ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価

全782件中、41~60件目を表示

5.0バットマンなき現実の世界

2025年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

悲しい

怖い

興奮

ラジー賞にノミネートされたらしく、どんなものか観てみた。が、実は名作だった。
ご存じ人気悪役ジョーカーを描いた作品で、前作は世界的に大ヒットだった。その2作目と言う事で期待値の大きさと、皆さんの期待にそぐわない内容が不評の理由かな。

しかし、この作品はジョーカーを描きながらもバットマンが登場しなかった前作の続きなのだ。つまりは現実世界に近い世界を描いている。
前作では精神疾患を抱え、親からの精神的な虐待に耐えながら貧しい日々を生きる若者の残酷な現実と、その中で抱え込んだ妄想、そこからついに犯罪者になってしまった流れを見事に描いていた。
同じように夢を持てない現実の日々を生きる町の人の一部から、彼が「ジョーカー」としてシンボル化されるまでの悲劇の物語が前作だ。

今作はその後を描いたもので、ミュージカル仕立てとなっているのだが、視聴するまではこのミュージカル部分が不安だった。
レディ・ガガがハーレクイン役と言う事で(歳行き過ぎなのでは?)という不安だった。(私の頭の中にハーレクイン像としてマーゴット・ロビーの素晴らしいハーレクインがあったから)
ところが、この作品ではガガでなければならないとさえ言える。なぜなら、このミュージカル部分こそ、この作品の本筋を描いているからだ。
しかもその演出が(監督が天才なのでは?)と思わざるを得ない。
「聖者の行進」の曲で作品内の登場人物たちの気分が高揚する場面ほど、画面のこちらで見ている視聴者は悲しくなるという、巧妙すぎる作りだ。
リー(ハーレクイン)がピアノを弾き歌うシーンでは、まさにジョーカーの扮装をしたアーサー青年が「踊って」いる。ハーレクインに操られ上手いこと踊らされているかのようなシーンだが、その前に担当弁護士から彼女の本当の姿を聞かされていたアーサーは「わかっていて踊っていた」演出だ。この青年の本来持つ純粋さや悲しさがポップな音楽で表現されている皮肉。

アーサーは本人が言うとおりで「馬鹿じゃない」。
だが、強くないし、何かを逆手に取るほど賢くもない。悪人になるには優しすぎるし、善人として生きるには精神的に痛めつけられすぎてその精神が弱り過ぎていた。そのあたりも裁判のシーンでうまく表されている。
世間でいうところの毒親に近い母親に育てれたために、「他者を笑顔にすること」が彼の人生の縛りになっている。「他者を笑顔にすること」そのものは良いことで彼を救いもするが、ある種、アーサーにとっての呪いでもある。
結局いつも「誰か」の期待にそう行動をやっているに過ぎない。その「誰か」はアーサーの周りの人間でアーサーが「優しく接してほしい誰か」だ。
他人の笑顔を無意識に期待しているアーサーの優しさや弱さ、悲しさが観ていてつらい。
こんな悲劇が彼だけではないから、この町では彼はシンボルとして祭り上げられたのだろうと言う事は想像の領域である。この作品にバットマンは登場しない。

しかし、アーサーが感じているほど世間は実は冷酷ではないことは随所に描かれていて、それが観ている視聴者をより悲しくさせる。
この物語は最初から最後までアーサーという青年の悲劇であり喜劇だ。ある意味ホラーでさえある。
この哀れな主人公が救われるのは最後のシーンだろう。
ネタバレになるので詳細は省くが、「報い」という言葉はこの作品の結末としてはおさまりが良いと感じた。
主演のホアキンも天才だ。
監督の表現したいものをここまで表現できるなんて、どんな精神を持ってるんだと考え(なるほどホアキンじゃなきゃこの役は無理だな)と納得。

と、上げていけばきりがない。
私の結論としては、「バットマンがいないDCコミックの世界は厳しい現実だけがそこにある」だ。
そのあたりの表現も挙げればきりがないほど見事なのだが、あまり長すぎるのもあれなのでこのあたりで終わろう。
この内容でラジー賞候補というのはあんまりなのでは、と思うが、今年のアカデミー賞があの状態だからね。

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てん

4.0良かった。

2025年3月1日
PCから投稿

本作のテーマは「勝手に期待して勝手に裏切られた気持ちになる」だと感じました。
主人公がヒロインに勝手に期待して勝手に裏切られた気持ちになったり、逆にヒロインが勝手に主人公アーサーに期待して裏切られた気持ちになったり。
そして映画の最後でアーサーは勝手に期待したファンによって……。

またこの映画は劇場公開時に世界中で記録的な大批判を受けましたが、それも1のような作品を期待したファンによって……

個人的にこの作品は名作だと思います。

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みる

3.0賛否両論があるの分かる…

2025年2月28日
スマートフォンから投稿

悲しい

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しらみや

2.5血迷ってULTRA 4DXで見ちゃった;o;

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

高いかね払ってこれかよおおおお
通常版なら☆3かな

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ハイマ―ディンガー

2.5そっちか

2025年2月17日
iPhoneアプリから投稿

前作の締め方があの感じだったので、本作は、開く方にも閉じる方にも振れたんだろうと思う

そしてそっちか

そしてそっちであるのならば、逆を示唆するあの予告編は無しだと思う、こういう姑息なのはとても不愉快

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sysr

2.0よく分からなかった

2025年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

始まりが難しくてスタートから置いて行かれた
刑務所内でのアーサーの立ち位置や
アメリカの刑務所の普通などもわからず
十分な理解ができないまま
なんだかんだ最後までいってしまった感がある

確かに人に愛されること愛することは
すごく大きなことなのだけど
なんというか、なんだか陳腐というか、
単純すぎたりありきたりすぎたりというか、
安い恋愛映画に付き合わされたときのような
落胆、までいかないけれど
ああ…てきな

経験のない男性があんなスムーズに自分主導で
事に及べるかな…みたいなところも
あまりに綺麗すぎるというか
なんというか

前作もラストがうーーーんだったので
みんなにおすすめ!絶賛!ではなかったものの
もう一度観たいと思えたけど、
今回は全体通して妄想と現実の行き来が多かったり
至るところでよく分からないが積み重なっていって
もう1回観たいとは思えなかった

残念だった

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にあ

4.5待望のジョーカー

2025年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

色々な意見あると思いますが、やはり面白いですよ。最近はアニメや邦画ばかり。そんな中でこれほどの話題作、あまり無いですよね。もう一度見たいし、また1作目も見たくなる。

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THM

4.0アーサー

2025年1月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ジョーカーではなくアーサーを観に行った私には納得のいく作品でした。とても辛いラストだったけど、アーサーは救われたとも言える。

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すんこ

3.0確かに歌が多い…

2025年1月30日
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鑑賞方法:その他

第一作目のジョーカーが映画的にとても好きで、今回2作目はハーレークインも出てくるからとても楽しみにしていました。

薄暗さ、ジョーカーの不気味さと人間らしい一面、どこか寂しくて悲しいところが上手に描かれていたからこその、ここも歌うの?という気持ちになりました。

レディー・ガガもハーレークインにぴったりだと思いましたが、ガガのために歌を多くしたのか?
とも思ってしまいました。

期待していたからこそ、ちょっと期待外れでした、

もう一回みたいとは思うけど、もう一回みるのにもエネルギーが必要な気がします。

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あみ

3.0アイドルの引退

2025年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

人気で変わり者の人殺しが収監中に自身のファンだと言うガガと恋をする話。
歌唱多め。暴力あり。

良い点
・現実主義

悪い点
・爆発後の光景

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猪古都

5.0ジョーカー、ジョーク

2025年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

一作目より面白かった
厨二病めいてないところが
ミュージカル映画としても凄く良かった
あくまでジョークなんだよということを懇切丁寧に表現していた
ミュージカルが過多かなと思ったが
ミュージカル映画としては普通くらいかなとも感じた
ジョーカーをめぐる争いがアーサーのあずかり知らぬところで繰り広げられているのがよかった

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悠

2.5そりゃ、そうなるよね

2025年1月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

 前作は、「何者でもない者」が、偶然や数奇な巡り合わせや追い詰められて行った自身の思い切った(恐らくは誤った)行動の果てに、まるで「何者かである」かのように祭り上げられたドンデン返しのストーリー。あっと驚くラストへの流れにはインパクトがありました。
 続編の新作では、元々、何者でもない犯罪者が我に返って破滅することに。そりゃ、そうなるよね、の物語が、見事なミュージカルシーン(当然、その殆ど全ては想像上の出来事)をふんだんに盛り込んで描かれた訳ですが、続編を作る必要性が全く理解できませんね。結末が必然的で、素直に描かれた物語であるが故に。

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K2

3.0可もなく不可もない

2025年1月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

続編はなさそう。

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たくわん

2.0前作は面白かった

Yさん
2024年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

ミュージカル調にしたことは否定しませんが歌っている時間が長すぎて飽きます。序盤はまだ良かったのですが終盤になるとミュージカルが始まった瞬間ため息が出ます

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Y

3.5体力MAXで行くべき

2024年12月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

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盲田里亭

4.5ハッピーエンド

2024年12月11日
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セッキーかもめ

4.0説教されて反省できるほど我々観客の現実は甘いものではない

2024年12月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

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とびこがれ

2.5前作と別物として観るべし

2024年12月8日
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鑑賞方法:映画館

2人狂いに完全に置いてけぼりを食らってしまった。ガガの歌唱と演技、ホアキンの完璧な役作り(冒頭の骨の浮き出た身体は直視できなかった)は素晴らしかった。が、終始夢と現実の狭間にいるような状態だったのと、看守の仕打ちが酷すぎて見るに堪えなかったのとでストーリーが咀嚼できなかった。前作とは別物。

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may 618

2.5ミュージカルときたか。。。

2024年12月7日
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みー

0.5映画ファンのために作成した映画ではなかったようだ。

2024年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

この映画の正体が解ったのでレビューしたい。
ジョーカー1のテーマはごく単純で「何も持たない奴隷が金持ちや権力者に対抗する術は暴力しかない」とするものだった。
しかし世界中でヒットしたこのジョーカー1は、金持ちや権力者たちの多大なる不興を買ったことは間違いないだろう。
Showbiz業界なんて所詮は金持ちや権力者の後ろ盾がないとやっていけない業界である。
映画製作会社は彼らの冷たい反応に完全にビビってしまったのだと思われる。
そこでジョーカー2では、アーサーは女に見捨てられ、看守たちにレイプされ反抗心もなくなり、仲間であった別の弱者に殺されるという、金持ちや権力者好みのストーリとした。
ジョーカー2のテーマは「弱者は何をやっても無駄で金持ちや権力者には決して勝てない」である。
ミュージカル風に粉飾された映像には映画製作者の姑息さを感じないではいられない。
莫大な製作費を使ってでも彼らの機嫌を取り戻したかったのであろう。
また前回のヒットを利用してある程度は回収できると計算し、発生する損失もそれで彼らの機嫌を取り戻せるなら許容できると考えたのであろう。
世界中の映画ファンを裏切ってでも金持ちや権力者に媚びを売るアメリカのShowbiz業界の姿にリアルジョーカーを待望する気持ちが自然と沸き起こった。

映画ファンのために作成した映画ではなかったようだ。

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oggo
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