「ペルソナに呑まれるな」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ ぺーさんの映画レビュー(感想・評価)
ペルソナに呑まれるな
クリックして本文を読む
前作のラスト→自分のしたことを嬉々として話すアーサー・フレック。そこはアーカム州立病院の一室だった…。この描き方によって、「ジョーカーは存在するのか?そして人を殺したのか?アーサーの妄想ではないのか?」と観客に考えさせる余地を残していたのでいい余韻になっていました。
が、しかし、本作では「アーサー(ジョーカー)が人を殺した」ことを前提とし、それが裁判に発展するのでなんだかなぁ…となったのが観始めてからの正直な感想です。
よかった点:ホアキン・フェニックスの演技。アーサーとジョーカーの演じ分けがすぐに分かるほど、磨きがかかってました!特に法廷でかつての仲間のゲイリーに畳みかける時は必見。
悪かった点:ミュージカル仕立ての場面が多すぎる。アーサーの妄想の表現なのはわかりますけど、著しくテンポが落ちてました。レディー・ガガは上手です(あたりまえ)。
"衝撃のラスト"と喧伝されてましたが、確かに。アーサーが殺されるとは…。今度はアーサーを殺した囚人が「ジョーカー」を名乗るのか?ジョーカーの存在だけが一人歩きして続いていくのか?
最後にアーサーに面会に来たのは誰なのか?リーは絶縁されたので考えにくいし…まさかブルース・ウェイン?
…ラストはなんだかんだで余韻がありましたね笑
コメントする