「これはこれで良い映画でした」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ よーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
これはこれで良い映画でした
バットマンに繋がるジョーカー誕生の話だと思ってたけど違った
違うとわかって見たらこれはこれで良い映画
でした
妄想シーン多用されてたけど、あれはアーサーが「こうであって欲しい」という気持ちを表したものであって、
現実では出来ないのだからそこを表現するには妄想のミュージカル調にするしかなかったのでしょう
現にアーサーが裁判で「自分はジョーカーではない」と発言してから妄想シーンはなかった
(最後ちょっとあったけどあれは刺された伏線みたいな感じだし)
悪のカリスマジョーカーなる存在がいたとしても、そのジョーカー自身にも様々な葛藤が有りジョーカーになりたくてなったわけではないし、ジョーカーを真似る群衆を見てもジョーカー自身「いやいやそんな持ち上げられてもオレそんな器じゃないし...勝手にカリスマ扱いされても...」という負い目のような感情があったのだと思う
なんだかアーサーの気持ちがスゴい伝わってきました
最後「もう歌は聴きたくないオレと話してくれ」と階段でリーに懇願してたアーサーの気持ちがよくわかる(´;ω;`)
ジョーカー2はジョーカーが悪のボスになり暴れ回る続編だと世界中の人が期待してた(無論、自分もそう期待してました)からこその低評価なのでしょうけど、まさにそこのイメージこそアーサーが危惧したというか不満に思っていた部分であって
この映画はそこを表現した映画であってバットマンに繋がりはしないけれど、これはこれでジョーカー1の正統な続編で公開されて良かった作品だと思いました
ジョーカー真似る犯罪者が増えるから意図的にカオス部分を抑制した、という意見もあるようですが、そうではないと自分は思いました
ひとつ言うならPVで流れたシーンカットされてたのは残念でした.....
そこは残念でした....w