「映画としての完成度は高い」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ きよさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としての完成度は高い
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前作鑑賞済み、たしか前作は大ヒットしたが、今作はいまいち評判がよくないように思えた。
前作により精神病に収監されたアーサー、裁判を待つ身となる。狂気は潜めているよう。タバコをよく吸う、看守にもらったり。死刑を待つ身だが弁護士は精神鑑定で無罪を狙う。
精神病院のプログラムで彼のファンのリーに会い恋に落ちる。アーサーとリーとのJOKERとハーレクイーンとの恋のお話し。
個人的には完成度は高い、好みの映画だった。ときおり入るJOKERの妄想シーンのミュージカルも良かった。妄想の中のかれは狂気と自信をもっているが、現実のアーサーはひどく弱い。
リーはアーサーにではなくJOKERに憧れを抱いている。そのギャップの中でアーサーはJOKERになろうとするが、なりきれなかった。
自分自身を認め、裁判は進む。
ゴッサム・シティの話だからJOKERになりきるのかと思ったが、アーサーのままだった。
惨めなアーサーで死んでいくか、狂気と崇拝のJOKERで死んでいくか。そんなお話しに思いました。
歌唱シーンも音楽、映像どれも好き。ラストも含めて暗い話だから評価は高くないのかと思いました。見応えのある一作。
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