「ちょっと期待しすぎてたかもしれない」マッドマックス フュリオサ ひとりごとさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと期待しすぎてたかもしれない
■主観すぎる見どころ
・アニャ・テイラー=ジョイ様〜!
う、美し〜~〜!麗し〜〜〜!
シタデルで泥まみれになってても、透き通った白目部分が広すぎて全然小汚くない。意志を持った気高く鋭い眼光なんだ〜!
ザ・メニューもそうだけど、意志強い女性役、ハマっててかなり好き。
また好きな女優さん増えちゃったな。
・フュリオサ、かれぴのこと好きすぎな
字幕だったから英語聞き取れなかったんだけど、ガスタウンでハメられてV8で逃げるとき、発進前に「行くぞ」って言ってたの、かれぴの口癖移っとる〜!かわいい〜!ってなった。
強い女が恋人大好きなのが、好物すぎる。かわいいね。
でも、フュリオサ、故郷にかれぴと一緒に戻ろうとしたのは良くない。
他人に故郷のこと話しちゃだめって言われてたじゃん。一緒に行ったらだめじゃん。悪い人だったらどうするの〜?
と思ってたけど、そんな心配いらなかったね。悪い意味で。しょんぼり。
バイクで引き摺るの、絵は地味なのに辛いからやだなあ。
・ディメンタス将軍って誰だっけ?って思ったら新キャラかい!
なんか聞いたことある名前だな、2に出てた?とか思ってけど、調べたら全然新キャラらしい。前にいなかったっけ?
最初はまっさらなマントがだんだん赤になり、最後は黒くなる演出、ディメンタス将軍のイカれ具合ゲージになっててよかったな。
赤マントだとソーっぽくてちょっと複雑だったけど…。
・黙示録 第5の戦士
賢者?がフュリオサのことを「黙示録 第5の戦士…」って言ってた?ような?(既にあいまいすぎる記憶)
あとで調べよーと思ってたから調べた!
これ、ディメンタス将軍殺しに行くときに言われたんだっけ?ディメンタスにあんなことをされたんだから、フュリオサはディメンタス殺す権利あるよな〜みたいな捉え方でいいのかな…?
圧倒的に足りない記憶と知識。
■主観すぎる物足りなさポイント
・もうちょいフュリオサと女たちのエピソードがほしかった
怒りのデスロードでは、フュリオサがイモータン・ジョーの女たちと故郷を目指すのが話の大筋。
今回の映画でその行動に至った経緯とかエピソードがわかるかなーと思ってたんだけど、思いの外、そういったシーンはなかった気がする。
幼少期にイモータンの女としてシタデルに入ったこと、終盤でもイモータンの女たちのところに行くシーンはあるけど、どちらもシーンの時間は短く、印象的ではなかった。
あ、じゃあフュリオサが助けたいと思ったから助けたんだーふーん、と自己完結するしかなかったのが、ちょっと残念。
これは私の想像力の足りなさもあるな。
・ビジュアルが足りない…
怒りのデスロードを観たときの衝撃が強すぎた。
一目見ればヤバい悪役なのがわかるイモータン・ジョー。人間として扱われていない白塗りのウォーボーイズは自分を犠牲にしてどんどん自爆する。火を吹くギター、無数のドラムで戦いを鼓舞するバンド。荒廃した世界とはギャップのある真白なドレスに身を包んだイモータンの女たち。
映画館で観たかったな〜。すごい映画だと思った。
フュリオサでビジュアルすご!と思ったところ、あったかな…。あんまりなかった気がするんだよな…。
怒りのデスロードに出てくるキャラクターがほとんどだから、目新しさがなかったし、ディメンタス将軍もマントとぬいぐるみくらいだし…。
フュリオサママがフュリオサを追いかけるときのバイクシーンはすごくかっこよかったけど、それくらいかな…。
・マッドが足りない…
ディメンタス将軍のマッドさ、足りなくない?
なんなら、ちょっと理性残っちゃってる。マックスが悪いやつだったらifみたいな感じ。それ狙いのキャラだったのかな?
私が持ってるクリヘムのいい人イメージも拭えず…。ビジュアルがいい人すぎない…?
マッドマックスシリーズのぶっ飛びになれてしまったからか、ちょっと物足りなかった。
誰も車に括り付けられてないしね。引き摺られてたけど。
前作までのマッドマックスシリーズは、正直ストーリー性はそこまで求めてなくて、マッドマックスならではのマッドなぶっ飛びアクションシーンとビジュアルを求めてた。
今回はストーリー性重視で、ストーリーに沿った展開で、普通の映画に思えてしまった。マッドマックスじゃなくてもいいんじゃない?と思っちゃう。
足りないよお、もっとマッドであってくれよお。
全体的にちょっと物足りなさを感じたけど、フュリオサ観た後にもう一回怒りのデスロード観たくなった!
フュリオサたちの怒りをもう一度浴びたい。