「普遍的V8戦国絵巻❗️」マッドマックス フュリオサ かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
普遍的V8戦国絵巻❗️
MADMAXとなると、
それはもう必見なので自動的に見る。
と言うか、あの世界に行く❗️が正しい。
スゲ〜なぁやっぱり。
齢79にして、何故ジョージ•ミラーのMADな世界は一点の曇りもなく存在出来るのか、
細かいディテールを積み重ね存在するネジ一本迄拘り、そのエネルギッシュな創作態度には、平伏するしか無いと思う。
カーアクションいやバトル、いや合戦シーンの素晴らしさ、よくもまあ新たなアイデアを次々とぶっ込んでくるのか。
観ながらおいマジか、すげ〜なと何度呟いたか。引きの絵の隅でバイクで転倒している様とか、手を抜くって知らないの❓
狂ってるよジョージ。
前作デスロードでこれ以上やると詰込み過ぎと言う事で、泣く泣く採用しなかったアイデアをコレなんかどうじゃと嬉々として撮っている姿が目に浮かぶミラー爺は、己の脳内の世界の具現化に夢中の様だ。
ゆきてかえりし物語が1割、後はひたすら合戦の数日間の前作と、十何年の復讐劇が同じぐらいのランニングタイムでテンションが変わらない力技。
ましてや本作鑑賞後、久々に前作を見直したが、面白さが倍加した。
シャーリーズ•セロンのフュリオサの慟哭に深みが増して響き、フュリオサの物語として完成した。
そしてこの世界の創造主であるジョージ•ミラー様は、映画監督として巨匠と呼ばれる事さえ拒絶しそうな、荒々しくてエネルギーに満ちていて、MADで若々しく衰えを知らない神々しい存在だと思う。
個人的には本作同様、デスロードもその世界の構築の素晴らしさとアイデアの豊富さに圧倒されたが、マックスの配役には納得できず、絶賛の嵐の中ノリ切れなかった(トム・ハーディに狂気を感じれない)ので、MADMAXとMADMAX2の方が好きなのは更新されず、フュリオサの物語の本作の方が素直に観れると期待度が上がってた。
そのフュリオサがとにかく素晴らしい。
アニヤ•テイラー=ジョイ(子役のアリーラ・ブラウン含む)の目力で観客を引き込むキャラ造形は、細っこいのに逞しくサバイブする復讐者で、マックスの復讐魂を継承するキャラとなっている。(フュリオサ演じる2人の繋がりがシームレスで、いつの間にやらアニヤになってた!凄い)
母親譲りだったと解る狙撃の腕前と義手のついた左腕の肩にあるラジコン用ぽい小型エンジンを発動するとことかカッコいいし、復讐者の目で世界を睨み続けて、生き残る姿には惚れ惚れした。
クリス•ヘムズワースの小悪党ぶりも良かったし、元トゥカッター役でイモータン•ジョー演じてたヒュー•キース•バーンが亡くなったので、二代目イモータンに変わってたけど違和感なく、おまけにディメンタスの部下の片目のオヤジの二役やってたのには驚いた。
驚きついでに、エンドロールに前田真宏氏の名前があったのにも驚いた。
パンフにインタビューが載ってたので、謎は解けましたが。
もっと驚いたのはインターセプターが拝めたこと。数秒間だがインターセプター信者は至福の時間だった。
奪われたり、破壊されたりするたびに心が折れそうになる人ほど喜ぶサプライズでした。
とまあ細かい事を言い出すとキリがないので、この辺にするとして要は、
映画館の大画面で、この世界を堪能しないと損ですよ❗️お客さん❗️って事でした。
ここ迄読んでいただいた方にもう一つ
スケジュールが合う上映時間のチェックだけで劇場に行って、チケット買う時にscreenXだった事に気づいて、仕方なく初screenXで鑑賞。
結果好みの問題だけど、あまり好きじゃない。はじめのscreenXデモで、おおっとなるものの本編では全編ではなくシーンによって画角が広がるので、その度に画面上の映写機の光が気になる。
画角が広がった時は、上下切ってるの❓とかも気になって逆に没入感が薄れた気がします。
やはり、IMAXやDolby cinemaでの鑑賞をオススメします。
私も、どちらかで見直します。
4DX回数減っててIMAXで見直しました。
やはりscreenXより良かったです。
解像度が違うのか、画面の情報量が違う気がします。
コメントありがとうございます。
リトルDの形見のテディベアは、前田真宏さんのアイデアだと、鑑賞後に知りました。ディメンタスのバックストーリーが想像できて、これだけでもすごく貢献していると思います。
ドルビーは、黒と赤が際立つので、おすすめです。
かぼさん、コメントありがとございます♪
遅くてすみません。
やっぱりそうだったんですね〜
トムハーディではないんですかね
また観に行きますからエンドクレジットよく見ておきます!
共感・コメント有難うございます。マックスは、トム・ハーディのダブルですか。現場で真面目にスタンバってたシャーリーズ・セロンと遅刻の常習だったT.ハーディは撮影中仲が悪かったと言うG.ミラーの記事を読みました。
共感とコメントありがとうございます。
インターセプター(&マックス)ちょっとでしたが拝めて良かったです。
ジョージ・ミラーはなにかのインタビューで、「コドモが生まれてから残酷なものがダメになってたが大きくなったんで大丈夫になってマックスに復帰したよ」みたいなことを言ってて、ヒトの子なんだなあ、と思った記憶があります。コドモはすでに中年でしょうからあとは突っ走るのみですね
門を破ってその上を走った時ですよね! 第一作の都市伝説、死亡・・がちょっとよぎりました。
スクリーンXは「キングオブモンスターズ」で一回だけ観ましたが全く記憶に残りませんでした。普通の画面に戻ったりして拍子抜けでした。