「母と娘のStars be with you」マッドマックス フュリオサ Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
母と娘のStars be with you
6月4日(火)TOHOシネマズ日比谷Dolby-Atmosで「マッドマックス:フュリオサ」を。
フュリオサの少女時代を演じたアリーラ・ブラウンが良いね。よくもこんなにアニヤ・テイラー=ジョイに似た子を見つけてきたものだ。二人の「眼力」がこの作品の肝だったと思う。
それとフュリオサの母親役もハマっていた。意志の強さ、戦闘能力。あの親にしてこの子有り。
マックス不在の今回、マックス的立ち回りのジャック(トム・バーク)が、マックスが使っているのと同じショットガンを作らせてフュリオサに与えるのも良かった。
カメラと編集が素晴らしかった。ともすれば単調になりがちな砂漠のチェイスシーン、戦闘シーンも高所に据えたカメラや空撮、ウォータンクの下側のシーンを入れて画角や構図に変化を付け、凄い画を観せてくれる。
作中のナレーションでも語られていたが、どんな世界になっても戦いを止められないのだ。
林檎(のような果物?)で始まって(それも果実だけが赤く周辺はモノクロだ。黒澤か)、林檎で終わる。それも生き埋めのディメンタスから栄養を取って育った樹になった果実である。フュリオサが左腕を失った理由も判る。
惜しむらくは、最後にディメンタスと対峙してからが時間を取り過ぎた。彼女が、どうディメンタスを処刑したかの想像シーンが長すぎて、実際は生き埋めにされて樹に栄養を取られて死んだのが分かりにくい。
ラストは「怒りのデス・ロード」にきっちり繋いで、前作のシーンをインサートで入れ込み15年振りに故郷に戻ったシャーリーズ・セロン=フュリオサの慟哭に帰結する。
「フュリオサ」で、死ぬ前の母との約束「どんなに時間がかかっても故郷に帰る」を守ったフュリオサの悲しみは如何ばかりか。
「怒りのデス・ロード」と「フュリオサ」の関係性に、山田洋次監督の「家族」と「故郷」を思い出してしまった。
アニヤ・テイラー=ジョイもアクション頑張っているなと思ったが、フュリオサ・アクションダブルがちゃんとクレジットされていた(当たり前だ)。車の運転は自分でやっていたようだが、それも凄い。
マッドマックスの出演は、ワンカットのみでした。
コメントありがとうございます!見ることできて大満足です!2日にフュリオサ、新文芸座で見る気満々でオンライン予約もしたんですが、咳とガラガラ声で酷い状態になり断念。でも今日、レンタル料払うにしてもAmazon で見られることわかり狂喜の550円!家で見ると色々メモしながら見ることできる点はメリットかな。ドルビーとかいうのをONに設定して音量も40位で鑑賞しました!
えー😱、2週目でもう?てか、ウマ娘って4Dで見るものなんですか?www
TOHO新宿で見られないなら、他に見られるところ、なさそうですね。私も新宿まで行ってましたから。
共感・コメント有難うございます。マックスは、トム・ハーディのダブルですか。現場で真面目にスタンバってたシャーリーズ・セロンと遅刻の常習だったT.ハーディは撮影中仲が悪かったと言うG.ミラーの記事を読みました。
共感ありがとうございます。
ヘムズワースとの最後? の対話は長かったですね。眼の前で種を植えられるシーンが有ったらグロかったでしょうね。
敵側の口の曲がった女も何気に活躍していて、強い女たちは凄かったです。