「ショーシャンクの空に」マッドマックス フュリオサ 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
ショーシャンクの空に
本作は物理や化学の法則を無視した壮大なアクションが魅力です。
G.ミラーは、
観客を、驚かせるか、喜ばせるか、の二者択一、
どちらかしかなく、
本作もその例に漏れません。
暗証番号やハイオク燃料の設定には驚かされますが、
それもまた映画のユーモアの一部です。
三次元の物理法則を無視しながらも、
映画の内在するルールを厳格に守る姿勢が際立っています。
言葉で語るよりも、
体験することに価値がある映画ですが、
ひとつだけ注目したいのは、
〈Redemption(贖罪)〉というテーマです。
前作のラスト、フュリオサのセリフ、
マックスに対して〈Redemption〉と話す。
映画館の字幕では「生まれ変わる」、
テレビ版では「過去の清算」と訳されていました。
日本語訳の難しさが伺えますが、
本作のタイトルがフュリオサである以上、
この〈Redemption〉こそが物語の核心であると考えられます。
フュリオサが何度も逃亡を図り、
彼女たちを連れて逃げようとするもイモータン・ジョーに捕まる、
その繰り返しの中で何が起きたのか。
フュリオサの覚醒やジョーの逆襲?
などを描かないと、〈Redemption〉というテーマに真に迫ることはできないでしょう。
ちなみに、『ショーシャンクの空に』は原題が『The Shawshank Redemption』であり、〈Redemption〉というテーマがいかに重い意味を持つかを示しています。
このシリーズにおいても、
このテーマがどのように展開されるかに期待が寄せられます。
もちろん、
ヒャッハーは、
ヒッスーで、
お願いします。
しらんけど