劇場公開日 2024年5月31日

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「SFという舞台を使い「現代」を描く」マッドマックス フュリオサ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0SFという舞台を使い「現代」を描く

2024年6月2日
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鑑賞方法:映画館

SFの面白さ、って「メタファー」を探すことだと(個人的に)思っている。

本作で言えば、「シタデル(農業国)」「バレットタウン(工業国)」「ガスタウン(資源国)」だと思う。

現代の外交というか国際関係を極限まで単純化した世界観。
同盟関係でも冷戦状態でもなく、なんとかギリギリでバランスが成り立っている世界。これが現代というか2次大戦後の世界情勢を表しているのだろう。
そこにディメンタス将軍が現れ、そのバランスを崩壊させてしまう。
(デスロードで狂気のラスボスだったイモータンがマトモな政治家に見えるのは苦しいところ)

そして、「女性」の活躍。

こうした「現代」を描くのが本作の一番の見どころ。

みっく