「暗黒の女神フュリオサ」マッドマックス フュリオサ bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
暗黒の女神フュリオサ
前作の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前章譚となる本作。前作で、トム・ハーディ演じるマックスと共に、砦の狂気の支配者・イモータン・ジョーへの反乱を企てた、シャーリーズ・セロン演じるフュリオサ。そのフュリオサの若き日の苦悩から、女戦士として目覚めていく日々を描いた本作。
カリスマ的女戦士・フュリオサを本作で演じたのが、最近の人気女優アニヤ・テイラー・ジョイ。『ザ・メニュー』や『ライト・ナイト・イン・ホース』等でも主演を張り、一度見たら印象に残る個性的な顔立ちの美女で、個人的にも推しの女優の1人。そして、監督はもちろん、本シリーズの最初からメガホンを撮っているジョージ・ミラー。
そこに本作では、イモータン・ジョー以上に狂気に満ちた、バイカー軍団の将軍・ディメンタスが、新たな敵として現れる。そして、そのディメンタスを演じているのが、『マイティーソー』でお馴染みのクリス・ヘムズワース。マッチョな身体を曝しながらも、いつもの正義の味方とは正反対な役どころ。猟奇的ではあるが、ちょっと頭も軽いバイク軍団の暴君を演じている。
世界崩壊後の荒果てた地上で、突然、ディメンタス軍団に母親を殺され、自分も連れ去られた幼き日のフュリオサ。ディメンタスは、更に自分の力を誇示しようと、イモータン・ジョーが支配する砦と資源を手に入れようと覇権争いを始める。そんな中、イモータン・ジョーへ譲渡されたフュリオサは、ディメンタスへの復讐を強く誓い、女戦士へと成長していく過程が描かれていく。
今回も、激しい爆破やカー・バトル、その中で次々と人間が車に巻き込まれ、血しぶき上げる凄惨なクラッシュ・シーンと、迫力もグロさも満載。また、本作ではパラグライダーやパラシュート等の空飛ぶツールでの新たな攻撃が加わり、装甲車並みのタンク・ローリーとの爆走バトルは圧巻。ただ、凄いアクションなのだが、何となくこうしたシーンに見慣れたせいか、アカデミー賞特殊効果賞に輝いた前作の方が、バトル・シーンに、より臨場感を感じた。
ゆ〜きちさん(^^)
そうなんですよね。ちょっと観なる感があり、驚きが少なくなってます。
ただ、マッドマックスの素晴らしさは、かなりアナログなカーアクションが,盛り込まれている事ですね。
共感ありがとうございます。
自分は前作まんまだな~と思いました。新鮮な血を抜くシーンが無かったので観易かった、蛆虫にはたからせた方がいい場合もあると聞きました。