「星と共にあるヴァルハラへ、Ready, Setty, Go!!」マッドマックス フュリオサ とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
星と共にあるヴァルハラへ、Ready, Setty, Go!!
我らが創始者ジョージ・ミラー御大はもちろんアニャ✕クリヘム=三者三様眩いばかりに輝いている!!! 見捨てられないキャラクター(と言うより見捨てられない大切な人)に、急勾配を登るなど繰り返されるイメージシステムにも、得も言われぬ生命力を感じた。
本作もしっかりと"マッド・マックス"していた!一度エンジンがかかれば一本道で脇道に逸れることなくひたすらカタルシスがフルエンジンで伝説となった"デスロード"FURY ROAD ではないかもしれないが、これまた偉大なる巨匠ジョージ・ミラーによる映画のヴァルハラへと続く素晴らしい映画体験だ!! 忘れ難いキャラクター達と共に感情揺さぶられるストーリーと目が離せない怒涛のアクションの数々…その長年愛されてきた看板に恥じぬパワフル&エネルギッシュな力作が、またしても生まれたことに感謝。とんでもないスタント、アクションこそ最強のストーリーテリングだ!!!!!!!!
(本人は嫌がるだろうが)ウェイストランドのソーみたいなマント姿の風貌で、赤髪グレート・ディメンタス&白髪ダーク・ディメンタスも楽しめるクリヘムのノリノリな悪役っぷりが、とりわけ作品前半を支配する(ちなみに作中共演こそないが妻エルサ・パタキーも出演)!にしても、フュリオサ役の子役が、大きな瞳で目ヂカラ強い真っ直ぐな眼差しなどアニャに似すぎ。からの、復讐に燃える役柄でアニャ・テイラー=ジョイのアクションスターっぷりが開眼炸裂(車の免許を元々持っていなかったのに本作で自らアクションを積極的に演じるあまりミラー監督がスタントダブルと思っていたなんてエピソードまで)!!
"星と共にあれ"...セロン姐さんからアニャへのバトンは、個人的に俺得と言いたいレベルのキャスティング。公開前はどう絡むのは分からなくて、ナミとアーロンみたいな関係かななんて想像を膨らませていたイモータン・ジョーだが、やはりそこまでガッツリ出てくるという感じではなかった。"復讐は蜜の味"?それだけでは終わらぬ、未来へ繋がるラスト。
俺を見ろ!V8エンジン
I want them back. I want them back!!
P.S. 前作と同じ構図のカットで、(仮想)マックスまで!